皆さん、こんにちは。
R&Dグループの古屋です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。
さて、前回、前々回と高麗さん、松本さんと一緒に復刻版のEPファントム4WDのシェイクダウンまでをお届けさせて頂きましたが如何でしたでしょうか?
ついにその時に同時に収録した動画も完成して先日京商ホームページにアップされましたがもうご覧になられましたか?
さらに先日サーキットをお借りした、ラジコンサーキットヒラポンのオーナー兼プロドラマーの平山様からもご自身のEPファントム4WDのシェイクダウン動画が送られてまいりました。
マジ凄いです。ホントにシェイクダウンですか?ってくらい最初からチョー速い。
思わず平山さんに、走らせてるの他の人では・・・と疑ってしまいました。(大変失礼いたしました。) ラジコンの腕もプロ級ですね、お見逸れ致しました。。。
皆さんラジコンマガジン10月号はご覧になられましたか?
EPファントム4WDユーザーの方は必見ですよ~、永久保存版ですねこれは♪
https://www.yaesu-net.co.jp/rcm/
さて、前回のシェイクダウン以降、高麗さんから再三にお誘い頂きながら私の都合でまだ走行できていないので、今日は2018年7月18日に書き込みさせて頂きました“あの車”をレストアしてみたいと思います。はい、私の愛車のプラズマファントムです。
2年前に松本さんと走らせた時に、最後の方で確か片側のワンウエイが駆動したりしなかったり、いわゆる3駆状態でした。スパーギアもまだ使えない事もないのですが、だいぶすり減り、ボディマウントは当時オプションなのかサードパーティ製なのか忘れましたが7mmの太いボディマウントで物凄くボディピンが止め難かったので、そうだ、それなら発売したEPファントム4WDのパーツでレストアしてみよう~っと言う訳で、何回かに分けて当時物にどの程度復刻版のパーツの互換性が有るのか、検証しながらお届けしたいと思います。
当時物のファントムをお持ちの方は必見で~す。(笑)
では早速今回はフロント周りから始めたいと思います。
最初にボディマウントを変更します。
これは検証するまでもなく適合します。
当時のボディマウントポジションをキープする為にリアボディマウントの左側(チェーン側)にDカットが追加されました。
次にフロント周りのパーツを交換してみたいと思います。
まずホイールナットです。
古いホイールナットを外して、新しい物に交換。もちろん適合します。
フロントアクスルは当時とほぼ同じ形状です。上が当時物、下が復刻版です。
当時のナックルに新しいホイールシャフトとホイールハブを取り付けてみましたが全く問題なく取付できました。
ナックルはやはり見た目から高級感漂う復刻版に変更します。
復刻版は高精度のアルミ製の挽物です。
フロントアクスルマウントです。上が当時物、下が復刻版です。
当時物は右側(スプロケット側)が2ピースでベアリングホルダー部のスリーブが圧入されていましたが、復刻版は一体の挽物となっており精度が向上しています。
今回は部品の共通性の確認ですので、あえてサスアーム(FRP)は当時物を使用しましたが、サスアームは復刻版もほぼ同形状です。
フロントスプロケットです。左が当時物、右が復刻版です。
当時はスプロケットがプラスチックでしたので時々クラックが入る事が有りましたが復刻版はワンウエイケースと一体型のスチール製ですので、強度・精度共にアップしています。もちろん外寸はほぼ同じで、チェーンの企画も当時と同じですので、当時物にスプロケットだけを変更する事も可能です。
フロントアクスルシャフトのワンウエイに挿入する部分にはボールデフグリスをお薦め致します。私共の耐久テスト結果でとても良い結果が得られています。
ワンウエイベアリングは一方向はフリーで回りますが、反対方向はロックしなければなりませんので、フリー回転時には潤滑性が必要ですが、ロック時には潤滑性が有り過ぎてはロックできませんので適度の潤滑性と適度な摩擦が得られるシリコンベースのボールデフグリスが最適です。
フロントセクションの組換え完了です。
ですが・・・
大問題発生です。
右側のワンウエイが空回りします。
3PのExt(後期モデル)ですので右側のアクスルシャフトのワンウエイ挿入部分が球形になっていますが、微妙に径が異なるのかもしれません。
その辺に関しましては検証しましてからもう一度ご報告させて頂きます。
では次回もお楽しみに!
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