懐かしのエンジン整備でオフシーズンを過ごす!

皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。


毎週金曜日はノンジャンルRCの話題をお届けしています。


今回は、久々にボート系のお話を少し・・。

自粛期間が延長され、なかなか外で思いっきりRCで遊べない日々が続いてますね~。


元々真冬にはボートレースがオフシーズンになるので、今年はそれが少し長くなったと考え、普段なかなかできない保管箱にしまってある昔のエンジンの整備をしてみよ~かな~と軽い気持ちで始めてみました。


しかし、10年以上ほったらかしのエンジンたちはなかなか手ごわく、結局週末を2週ほど使ってタイトルの写真のエンジンたちをようやく走行可能な状態に復活させる事が出来ました!

しばらくしまっておいたエンジンはオイルが固まったり錆びてたりと、簡単にはバラせない状態になっている事が多いですね。そんなときの対処法なんかもご紹介していきたいと思います。


私がRCボートレースを始めた2003年に初代FMR21Vに搭載して走らせていたエンジン「OS 21RZM」を例にしてみましょう。

ざっくりチェックしてみると、スロットルレバーは固まって動かず、クランクシャフトも回りません。


押し入れ歴が最も長い保管箱のヌシだけあって整備のやり甲斐が有りそうです。

使う道具はこんな感じです。海外のエンジンもバラすのでマイナスドライバーを用意します。固まったスリーブを抜くのに使うドライヤーと結束バンド(バッテリーストラップ)も用意しましょう。

私がいつも整備に使うケミカル系は、ドイツFUCHS社の「FERROFORM ECO871」とホームセンターで売っている普通のパーツクリーナー、それと分解ついでに各部を磨く研磨剤「ホワイトダイヤモンド」です。

ECO871は水分除去、防錆、潤滑が出来て自然分解するし、なによりシリコンを侵さないので安心してエンジン内部の整備に使う事が出来ます。


ただ、ホームセンターでなかなか売ってないのとスプレー1本4,000円近くするのが難点です。無駄なく使うためにスプレーの中身をボトルに移したものも使います。

ECO871が無い場合はCRC 666でも代用できます。ただし、シリコンへのダメージが若干ありますのでエンジンを組む前にしっかりふきとるのを忘れずに。

パーツクリーナーはシリコンを速攻で侵してしまうので使う場合には注意してください。


スプレー類のノズルはマスキングテープてカンに貼っておきます。もちろん粘着剤が付かない様にノズルが通る裏面にもテープを貼ってからカンに取付けます。

ホワイトダイヤモンドはネット通販で買えました。少しの力で鏡面仕上げ出来るので時短できます。(ピストンとスリーブの当たり面には使わない様に!)


さて、いよいよ分解していきます。

最初に固まっているキャブを外してECO871漬けにします。この状態で一晩おきます。

次にヘッドとバックプレートを外します。バックプレートを外す時はピストンが上死点付近になる様にしますが、固まってクランクシャフトが回せない時はキャブの取り付け穴や外したヘッド部分などからECO871やCRC666を染み込ませてドライヤーで温めながら固まったオイルをほぐしていきます。


シャフトを回しにくい時はフライホイルとジョイントを付けて回します。

ヘッド、バックプレートが外れた状態です。このエンジンは珍しいインテークチャンバーが付いてますね。外したビス類はキャブと一緒に漬け込んでおきます。

さて、ここからが本番です。ちょっと気合をいれて進みましょう!


次はスリーブを抜くんですが、すんなりと抜けてくれません。ガッチリ固まってます。


そんな時にはフライホイルとジョイントを取付けてストラップを排気ポートから突っ込んでシャフトを回してピストンで押し上げてみます。

ここまでストラップを差し込みます。

ほとんどの場合これでスリーブがせり上がってくるので引き抜けますが、まれにストラップが切れてしまう事が有ります。こんな感じに・・・。

そんな時には、スリーブとクランクケースの間にECO871を染み込ませ、ドライヤーでエンジンを温めます。そして、手が痛くなるので皮手袋をします。(軍手よりも良いです)

そして、先ほど切れたストラップを2本重ねて排気口に挿してジョイントをスパナで強く回します。

これで大体のスリーブは上に出てきます。しかし少し持ち上がるだけで引っ張って抜くにはまだまだ硬いです。そのため、スリーブが上に出た状態でさらにECO871を染み込ませてもう一度下に押し込みます。


この時、スリーブの向きを決めるピンとスリーブの切り欠きの位置がずれない様に気を付けてください。この作業を数回繰り返すと手でスリーブを引き抜く事が出来る様になります。ここまでの作業で1時間くらいかかりました・・・。


さて、今回はここまで、続きは次回ご紹介しますのでお楽しみに!


では。

KYOSHO RC BLOG

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