皆さん、こんにちは。
R&Dグループの古屋です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。
さて今日はプラパーツをランナーから切り離す際に使用するニッパーのお話しをしたいと思います。
プラパーツをランナーから切り離す時にニッパーでカットしたり、時には手で無理やりねじったりして切り離ししたりする事も有ると思いますが、どうしてもバリが残ってしまいますよね。
このバリをカッターで処理している方も多いと思いますが、自宅で時間に余裕が有る時は良いのですが、レースや練習走行時に現場で部品交換する時などカッターで削る作業は時間も掛かりますし、慌てて怪我をしたりしますので極力避けたいところです。
私は必ずプラスチック専用ニッパーで切り離して、バリ取りにはカッターを出来るだけ使わない様にしています。
ニッパーと言ってもどの様なニッパーをお使いでしょうか?
一番普及しているのはこの様なオーソドックスなニッパーかと思いますが・・・
しかしこの形状だと針金や線材を切るのは適していますが、プラパーツをランナーから切り離すとこの様にバリが残ってしまいます。
私はKEIBAと言うメーカーのPL-725と言う型版のプラスチック専用の刃の裏面が平らな形状のニッパーを使用しています。
早い物でもう10年以上使っています。
プラスチック専用は刃が鋭いので、硬いピアノ線や線材を切ると刃こぼれしてしまいますので、私は絶対にプラスチック製品しか使用しない様にマジックで注意書きを書いて、工具箱の中で他の工具と干渉しない様にスチールのペンケースに入れて使用しています。
注意書きはは自分への戒めではなく、仕事がら職場でも多用しますので同僚に貸した時にプラ以外の物を切られない様に書きました。(笑)
ちなみにニッパーの右側には良く無くしてしまい使いたい時に無いピンセットを配置。
左側にはこれまた工具箱の中で何処かに隠れてしまい、使いたい時に見つからないけど色々なターンバックルを回せるとっても便利でお気に入りのKRF ターンバックルレンチを配置しています。
ニッパーの話に戻しますが、刃の切れ味を試すにはどうすれば簡単に解るか・・・
紙を切ってみてください。
良く切れるニッパーは刃と刃の紙合いがぴったりで紙がぱちんと綺麗にカットできます。
しかし刃と刃の紙合いが悪いとうまく切れなかったり、切れても断面がぼそぼそしてしまいます。
右側がKEIBA製PL-725です。左が均一ショップ製のニッパーです。
違いがお判りいただけますよね?
左のニッパーは切り口がぼそぼそしています・・・
PL-725は10年以上使ってますが、まだまだ行けそうです。。。
メッキパーツもこれで行けちゃいます。
さすがにラウンド形状は1回ではカットできませんが、
切れ味が良ければ薄くスライスカットする事も出来ます。
こんな感じです。
切れ味が悪いとメッキの角が剥がれてしまいますが大丈夫です。
裏面にボスが残りますのでこれもカットします。
メッキが剥がれない様にゆっくり慎重にカットします。
カット出来ました。
さすがにカッター仕上げと同じには行きませんが
これなら目立たず装着できます。
もちろんメッキパーツは仕上がりが大事ですので、最後はカッターで仕上げて頂くのが良いと思いますが、ここまではニッパーで出来ると言う部分のご紹介でした。
如何でしたでしょうか。
プラパーツのランナー切り離しにはプラスチック専用のニッパーが有るととても便利です。
是非おススメ致します。
くれぐれも金属製の物はカットしない様にご注意くださいませ。
今日はこれまで。ではまた、次回をお楽しみに!
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