いよいよ、1年の中でも最も寒さの厳しい季節になりましたね。
こんな時は家の中でゆっくりRCの組み立てやメンテナンスでもしましょう。
ということで、今回は工具の話をしたいと思います。
RCカー開発担当の宮崎がお届けします。
キットを購入すると数種類の六角レンチとボックスレンチが同梱されていますよね。
これにプラスドライバーやラジオペンチなどがあれば、一応組み立ては可能です。
でも、専用の工具を使用することで、さらに組み立てが快適になります。
まず、一般的に使われているプラスドライバーや六角レンチの紹介です。
プラスドライバーは大、小サイズがあります。
そして、ヘックスドライバーは1.5mm、2.0mm、2.5mm、3.0mmと各種サイズが揃っています。種類がたくさんあるので、ここではそのすべてを紹介できませんが、京商のHPで確認してみてくださいね。
こちらを参照ください。↓
http://rc.kyosho.com/ja/tools.html
これらは少し値段は張るのですが、安価に売られているものとは使い心地が大きく違います。何が違うのかというと、ビスの頭に対してビット(工具の先端)がピッタリとはまるので、回した時に滑ってしまうことが少なく、ビスの頭を壊してしまう危険性が低いのです。
また、ピッタリはまることで余計な力を入れる必要がないので、うっかり滑らしてケガをする危険性も低いのです。私も何度か他人から借りた工具を使ってケガをしたことがあります。安全性を買う意味でも、しっかりとした工具を使うことをオススメします。
次に、RC用のちょっと特殊な工具を紹介します。
このツールはリーマーと呼ばれるもので、主にサスアームのシャフトが通る穴に使用します。
3mm用と4mm用があります。
下の写真のようにして使います。
特に、レース用のマシンになるとサスアームの穴とシャフトの太さの差がガタがなくなるようにギリギリで設計されているので、ちょっと渋い場合があります。そういった時にリーマーを使用することで、穴をちょっとだけ大きくしてあげるのです。
例えば、3mmの穴に対して使用すると3.05mmの穴に加工することができます。しかも、きちんとまっすぐに加工することができます。もし、これをドリルの刃でやってしまうと穴も楕円になったり、曲がって加工してしまう可能性があります。なので、きちんと専用の工具を使うことをオススメします。
他にもこんな工具もあります。
ターンバックルレンチです。
こんな感じで使用します。
マシンのステアリングタイロッドやサスペンションのアッパーロッドがアジャスタブルタイプのものに使用します。この工具がなくてもペンチなどで代用は効きますが、少し傷がついてしまいます。サイズは3mm、3.5mm、4mm、5.5mmがこのひとつでまかなえるので、ほとんどのマシンに対処可能です。
まだまだあるのですが、簡単に説明しましょう。
80951B フライホイルレンチ ¥1200-
その名前の通りエンジンカーのフライホイールを押さえる工具です。
パイロットナットを締めるときに使用します。
通称“ラウンドカッター”と呼ばれているものですね。
クリアボディのタイヤハウスなど曲線を切るのに便利です。
R246-8181 OLFAコンパスカッター ¥600-
エンジンカー用のボディに給油口を開けるのに便利です。
クリアボディのタイヤハウスを切るのにも使えますね。
36219 SP ナイフエッジリーマー ¥1800-
クリアボディに下穴なしで1~15mmの穴を開けることができます。
ボディマウントやニードル調整用の穴を開けるのに便利です。
まだまだ紹介しきれないほど便利な工具があったりするので、模型屋さんに行った際に工具コーナーをチェックしてみてください。
そうすることでメンテナンスが“億劫”ではなく、“楽しい”に変わるかもしれませんよ。
私のまわりにも走行させるよりメンテばっかりしている人がいたりします。
それもきっと楽しいのでしょう。
一番上に貼った写真は、私がいつも使っている工具です。
もちろん、仕事柄毎日触っているので相当エイジングが進んでいますが、ここまで使い込んでもらえたら最高ですね。
良い工具は末永く使えますし、安全で確実な作業ができますのでぜひ使ってみてください。
では。
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