皆さん、おはようございます!!
開発担当の伊藤です。
最近FAZER Mk2 BTシリーズのマッドバン関連で「取説に記載されているオプション用のアジャストロッドはどこに使用するものでしょうか」という、お問い合わせを頂戴致しました。
各アジャストロッドについてですが、92412チタンアジャストロッド 34mm(2pcs)はサーボリンケージ用、92413チタンアジャストロッド 38mm(2pcs)はタイロッド用となります。
こちらを使用するには、他にも部品が必要となります。今回のブログでは、せっかくなので、変更に必要な部品と組立方法を紹介したいと思います。
まずは、変更するための部品を揃えましょう。
部品が揃ったところで、次に作業に進みたいと思います。
まずはタイロッド側の交換作業をします。
ネジを外して、フロントハブ側から外します。
次にタイロッドを捻って、ステアリングワイパーのピロボールからタイロッドを外します。
次に、元の部品のボール間の距離を測定します。
ボール間の距離は54.5mmなので、それと同じ距離になるよう、92413チタンアジャストロッド 38mmとLA43Bボールエンド 5.8φを使って組立てます。
使用するLA43Bボールエンド 5.8φは、ボールの中心から端までの長さが15mmなので
ボールエンドの内側の両端の距離を24.5mmになるよう作れば、ボール間の距離は54.5mmになります。これを2個作ります。
ボールエンドをアジャストロッドに組付ける際、ある程度入ったら、レディセットに付属している1.5mmのヘックスレンチを使って、ネジを回していくと楽に組立てられます。
次にペンチを使ってハードボールをボールエンドに入れますが、長さ調整する時のアジャストロッドの回転方向を同じにするため、アジャストロッドの溝の位置を揃えて、写真のようにハードボールをボールエンドに入れました。
作ったリンケージをシャシーに組立てたら、完成です。
次にサーボリンケージの変更です。
先にサーボ側から分解します。
レディセットに付属しているレンチを写真のように、溝に入れ、捻ると楽に分解できます。
サーボ側のピロボールは4.72mmなので、4.8mm用のボールエンドを使用します。
使用する部品は、92412チタンアジャストロッド 34mm と先ほどの使い残りのボールエンド 5.8φ、UM112H 4.8mmボールエンド(ハード/ガンメタリック)です。
UM112H 4.8mmボールエンド(ハード/ガンメタリック)は、長さ違いで3種類ありますが、ボールの軸から端までの距離がボールエンド 5.8φと同じ、真ん中のサイズを使用します。
こちらも先ほどのタイロッドと同じ要領で作っていきます。
元のリンケージの長さを測り。
ボールエンドの内側の両端の距離を計算し、17.5mmで作ります。
シャシーに装着して完成です!
これで各リンケージの長さ調整が自由に出来るようになりましたね!
部品を変更し、調整ができるのもホビーの醍醐味です。是非、他のオプションパーツも装着して、自分好みの走行フィーリングを探って、セッティング調整もしてもらえると嬉しいです!
それでは、また次回!
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