皆さん、こんにちは。 RC開発担当の古屋です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。
前回はデフのセッティング&メンテナンスを紹介しましたが、今日はデフの硬さ違いによるフィーリングの比較を試してみたいと思います。
さらに、走行フィーリングがどこまで伝わるかわかりませんが、車載カメラを搭載して録画も行いましたので、その動画もお届けしたいと思います。
デフは純正ノーマル#2000と、#10000、#100000を用意しました。
比較テストをすばやくできるようにギヤボックスユニットを3種類準備しました。
ギヤケースにオイルの硬さの番手(写真は#50000)をリューターで彫りました。
そして、今回はオンボードカメラを搭載してデフの硬さ違いがどこまでわかるのか、わからないのかもテストしてみることにしました。
もちろん、オンボードカメラは2.4GHz FPVシステム KYOSHO オンボードモニター LiPo&USB充電器付き 82724BCを使用します。
さらに、画角が110度に広がる(ノーマルは60度)広角レンズ付きのオンボードモニター用カメラマウント(レンズ付) ON-82725(税別: ¥1,200)を装備してみました。
まずは純正ノーマルです。オイルは#2000。デフの動作はとても柔らかいです。
京商サーキットでは非常にグリップがよく、アウトローランページはスピードも速いため、コーナーを攻めるとインリフトしてリヤタイヤが浮いた時に空転してやや失速しますが、とても走らせやすいです。
大きなロールをしながらも踏んばる感じがおわかりいただけますでしょうか?
次に#100000でトライしました。 とても硬いのでコーナーでインリフト(内側の後輪が浮いた時)した際の空転が収まり、デフロックに近い状態です。実は、個人的に一番期待していたのですが、グリップが高いアスファルト路面ではコーナーで一気に転倒してしまい、まともに1周するのが難しい状況で、結果はよくありませんでした……
最後は今回準備した3種類のうち、真ん中の#10000です。
#100,000よりは幾分よい感じでフィーリングは悪くないのですが、やはり高速コーナー進入時の横転が抑えられず、今回のテストでは柔らかいデフ(ノーマル状態)が一番走らせやすい結果となりました。
もちろん、サスペンション、ダンパーのセッティングや路面によっては硬いデフのほうがよい結果が得られることもあると思います。
今回添付した動画では違いがわかりづらいかもしれませんが、アウトローランページをお持ちの方はぜひ試してみてください。
なお、今回搭載したオンボードカメラ(2.4GHz FPVシステム KYOSHO オンボードモニター)はとってもカンタン! 使いやすくて、いろいろなRCカーに搭載できます。
慣れればモニターを見ながら操縦することもできます。
写真はサーキットに背を向けて操縦していますが、意外と走れちゃいます。しかも、とってもおもしろいんですよね。
今回のアウトローランページのシャシーへのカメラ取り付け台は、ブラシレス用ESCのパッケージのウレタンスポンジを使いました。
寸法はこんな感じです。高さは65mmです。2個取れました。
カッターでカット。ボールペンでケガキを描いたら、がんばって垂直にカットします。
幅は20~25mmくらいがちょうどいいと思います。
カメラの台にブチル製両面テープで貼ります。
レンズケースの角とウレタンスポンジの角をぴったりさせる感じで載せました。
出来あがりはこんな感じです。発泡スチロールなどでも代用できると思います。
真横から見るとこんな感じです。
今回の撮影ではボディのフロントウィンドウには穴を開けずに使用しましたが、映像は鮮明に撮れたと思います。
走行中はかなり横転しましたが、一度も取れることなく収録できました。
オンボードモニターはとっても手軽に扱えます。 皆様もぜひお手持ちのRCカーに搭載してみてください。とっても楽しいですよ。
では、次回もお楽しみに!
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