皆さんこんにちは。RC営業担当の坂本です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届け致します。
まずは、第57回静岡ホビーショー 京商ブースへお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました! おかげさまで12日(土)、13日(日)の2日間とも多くのお客様でブースは賑わい、大盛況のもとで開催させていただくことができました。京商の元気な姿をお見せできたのではないでしょうか。今後もRC入門モデルをはじめ、競技モデルの開発&リリースはもちろんのこと、多くの製品を生み出していくことで皆様のエンジョイホビーに少しでもお役立てしていきたいと思います。
さて、ここからが本題となりますが、私はさる4/21(土)と、5/5(土)の両日でそれぞれ行われた、少し変わったRCイベントに参加してきました。本日は、その内容を少し紹介したいと思います。
まずは、4/21(土)に神奈川県南足柄市で行われた”南足柄プロジェクト”と呼ばれる電動RCカー走行会の様子をお伝えしたいと思います。
南足柄の走行会と聞いてピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログの2月の投稿にて、RC購買担当の佐藤さんが廃校となった北足柄中学校の校庭で、即席レイアウトコースでエンジンオフロードカーを楽しむ様子を伝えていました(当時のブログ内容はこちらから)。今回はその校庭のすぐ横にある体育館の中にカーペット特設コースを設置し、1/10スケール電動カーの走行会が行われると聞き、参加してきました。
今は廃校となってしまった神奈川県の北足柄中学校。校庭の横の体育館が今回参加したイベントスペースです。
イベントは、まず参加者全員でのコースづくりから始まります。床面にテープを貼り、その上にカーペットを敷いていきます。そして、コースフェンスを組み立てて設置していきます。
この走行会イベントの発起人となった方が海外から取り寄せて用意した、RCカー専用に開発された黒いカーペットを採用しているのもこの走行会の特徴でもあります。
アメリカのRCメーカーであるCRC社が取り扱う、ハイグリップカーペットが使われています。ゴムタイヤ、スポンジタイヤ双方で適度に高いグリップを維持し、とても走らせやすい特性が魅力です。設置して走行直後から早い段階で路面グリップが上昇していきます。
良いのは走らせやすいグリップだけでなく、タイヤ摩耗が少ない点。ゴムとスポンジ双方のタイヤライフが長く、ゴムタイヤなら1セットで1日楽しめるので、コストパフォーマンスが高く、ユーザーから高い支持を受けております。
朝の8時過ぎから設営を開始し、2時間弱でコースが完成しました! 私は今回初参加だったのですが、他の参加者の方は毎月のように参加されていることもあり、設営の要領をよく理解されているため、スムーズにコース完成にたどり着きました。とても2時間ほどで作り上げたコースとは思えないほど、完成度が高いのには驚きました。
参加者のピットはコース外周スペースに用意します。テーブルとイスは各自持参となりますが、電源は会場で使用可能なのでバッテリー充電の際など大変助かりました。
コースが完成したら、さっそく皆さん走行開始。この日は走行カテゴリーごとに走行時間が決められているため、スピード領域が異なることで生じるアクシデントもなく、快適に走らせることができました。この日は夜20時まで走行可能だったため、たっぷりと特設カーペットコースでの走行を楽しむことができました。コースの大きさやレイアウトもよく考えられているため、カテゴリー問わず気持ちよく走らせることが可能です。
コースには計測環境も整っており、AMB社製のマイポンダーをマシンに搭載していれば自分のタイムもチェック可能です。
このイベントは4/21(土)、4/22(日)の2日間行われ、いずれもフリー走行スタイル形式でした。私は土曜日のみの参加でしたが、翌日には1/10スケールのオーバルカー参加者によるデモレースも行われたようで、オーバルカーファンの方は楽しまれたようです。
南足柄プロジェクト走行会はほぼ毎月開催されております。東名高速道路の“大井松田インター”から20分ほどで、関東近郊や中京地区の方も比較的アクセスしやすいのが魅力です。ご興味のある方は、ぜひチェックいただければと思います。
イベントの開催時期、内容、そして参加するにあたっての基本ルールなどに関する情報は、facebookアカウント「MAP 南足柄プロジェクト」にてご確認いただくことが可能です。皆さんがお持ちの愛車を特設コースで思いっきり走らせてみてはいかがでしょうか?
さて、今回紹介するもうひとつのイベントは今月の大型連休後半となった5/5(土)に、茨城県つくば市にある“谷田部アリーナ”さんにて初の開催となった『オフロードカー ハイジャンプ大会』。ここからは、その時の様子をお伝えしたいと思います。
オンロードカー、オフロードカー、ドリフトカーにおける電動カテゴリーのコースを所有し、毎年ビッグイベントを開催する総合サーキット施設の谷田部アリーナさんにて、今回は施設内の駐車スペースの一角に上の写真のようなジャンプ台セットとネットを設置し、1/10電動オフロードカーでいかに高く飛ぶことができるかを競うイベントに参加させていただきました!
上は踏み切り板の写真。助走をつけて、ほぼ真上に向かって飛ぶこととなります。このイベントは未経験の私にとって踏み切り状況を見た時は、スロットルの握り具合やジャンプ後の着地のことなど……不安な部分もあったのですが、ジャンプまでの距離や角度も運営者の方による綿密なテストを元に調整されているため、実際は気にせずバンバン飛ぶことができました。
マシンスタート位置の写真。この位置からスロープを下って助走をつけて加速し、ジャンプ位置に向かいます。ジャンプまでの距離はおおよそ7~8メートルくらいでしょうか。勢いよくスタートするのが当然ベストなのですが、ジャンプ踏み切りまでの走行レーンをいかにまっすぐで、かつレーンサイドに接触することなく走りきれるかが成功のキモとなります。
ジャンプを高く飛ぶべく、スピードコントローラーとモーターのパワーも高いものを搭載するケースが多く、パワフルなマシンをフルスロットルでまっすぐに走りきるのが案外難しいことを今回実感しました。
競技は2WDクラスと4WDクラスがあり、私は4WDクラスにエントリー。
昨年のEPオフロードカー全日本選手権で使用した“レーザーZX6.6”をそのまま使用。大会開始前に練習ジャンプした際は、もう少しパワーが欲しかったのでスピードコントローラーをパワフルな設定に変更して本番に臨みました。
競技ルールはいたってシンプル。最初に6メートルに設定された高さから1人ずつ順に飛んでいきます。成功すれば、さらに高い設定にトライしていきます。2回飛ぶチャンスがあり、1回でも高さをクリアすれば次に進めますが、2回失敗するとその場で脱落となります。上の写真のようにギャラリーが意外と多く、1人ずつなので出走の時は緊張します(笑)
高く飛ぶコツはリヤウイングを取り外すことーーとの情報がありました。上に向かって飛ぶ際にリヤウイングのダウンフォースが抵抗となり、距離が出にくいとのこと。見た目は少々カッコ悪いですが、私も皆さんと同様にリヤウイングを取り外してトライ! 6メートル以降順調に進んでいったのですが、8メートルの高さが難関で惜しくも2回失敗してしまい、ここで終了……。
リヤウイングの取り外す以外にも、リヤ側のダンパースプリングに硬めのものを選んだり、柔らかいコンパウンドのタイヤを装着したりと、ハイジャンプならではの簡単なセッティング術があることも参加者の方から教えていただきました。
下の動画は谷田部アリーナ施設の所長、鈴木氏の素晴らしいジャンプ! 非常に高く舞い上がっています。私と同じ4WDマシンでのトライでしたが、見事な高さを披露していますので、ぜひご覧ください。
こんな感じで約2時間ほどのイベントでしたが、タイムを競うレースイベントとは違い、気軽に参加できて、操縦技術やサーキット走行のようにタイムをつめるための細かいセッティングも必要としないため、和やかな雰囲気のイベントで楽しめました。今回初めて参加させていただきましたが、九州地区では開催実績があり、今後はこのようなRCイベントが定着してくると、RCカーの違った楽しみ方が体験できそうです。
長らくRCを楽しんでいますが、今回紹介したような新たなRCの楽しみ方はなかなか経験したことがなく、非常に新鮮であらためてRCの魅力を再確認できたように思います。いつもはレースばかりですが、RCホビーの純粋な楽しみ方を追求していき、今後さらにRCファン拡大に努めていきたいですね!
本日は、私、坂本がRCの新たなワクドキな楽しみ方をご紹介させていただきました。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
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