皆さん、いかがお過しでしょうか?
開発担当の杉本です。
暑い夏も少し終わりが見えてきて、これから待ちに待ったラジコンの季節になっていくのではないでしょうか。本格的な走行を前に整備の機会も増えると思いますので、今回は普段使っていて便利だと感じた工具のお話をしたいと思います。
#1 さしがね
持っていると持っていないとでは整備のしやすさに大きな差が出ます。昨年の入社時にホームセンターで工具を調達しましたが、長年ラジコンをやっている店員さんから「ラジコンをやる人だったらさしがねは絶対に必要だよ」と教えていただきました。当時はそこまでよくわかりませんでしたが、今考えてみるとあの方の言っていたことは本当に正しかったと実感します(笑)
使い方ですが、まずは大体のキャンバー確認に。
次にダンパー車高調整ナットの位置合わせ
ダンパーケースからロッドエンドの長さ合わせ
タイロッド長さ合わせ
パッと思いつくだけでもこんなに使えます。しかも手軽に!さらには商品の自体も手軽に購入できる値段なので、個人的には買って損はないと思います。ちなみに私のプライベート用ラジコン工具箱にも既に仲間入りしています(笑)
#2 マイナスドライバー (先端の幅が小さいタイプ)
次にマイナスドライバーですが、私はEリングを外すときに使用しています。この写真のようにEリングの隙間の片方にドライバーの先端を挿し、
ドライバーをくるっと回転させ、(写真では右回転)
Eリングを取ります。
くるっと回転させるときにEリングも一緒に回ってしまうときは、何かでEリングの外側を押さえると外しやすくなりますよ!写真のEリングは2.5mmなので、ドライバー先端幅が1.8mm程度あればEリングの隙間に差し込めましたが、さらに小さいEリングを外す際はもう少し小さなドライバーが必要になります。
#3 歯ブラシ
こちらは皆さんもお察しの通り掃除に使います。走行後にダンパーケースについたホコリを落とすときによく使います。そのほかにもスパーギヤなど細かい隙間の汚れを落とすのにも使えるので便利です。
#4 ボールポイントドライバー
例として取り上げているターボオプティマを整備する場合ですが、リヤアッパーアームを外す際に工具軸線上にモーターがあり、ビスに対して垂直に通常のHEXドライバーを入れることが難しいです。
周囲の部品を外せば垂直にドライバーを入れられますが、毎回の作業で関係ない部品を外すのは少し億劫ですよね。ボールポイントドライバーは先端が文字通りボール状になっているので、多少角度がついてもビスを回すことができます。おかげで、今までその作業のために外していた周辺部品を取る必要がなくなれば作業時間の短縮に繋がります。
※比較
上:ボールポイント HEX ドライバー
下:通常 HEXドライバー(チタンコート)
京商からもボールポイントドライバーが出ていますので、もしよければお試しを!
https://rc.kyosho.com/ja/tools/screwdriver/ykw020bpb.html
#5 樹脂先端タイププライヤー
最後はプライヤーについて。ステアリングタイロッドやダンパー取付の際、一般的なラジオペンチを使って樹脂製ロッドエンドを押してボールを嵌めますが、部品を強い力で挟むとロッドエンドにラジオペンチの跡がついてしまうときがあります。傷がつかないように私は樹脂アタッチメントがついているプライヤーを使用しています。
ほかにも何か良い工具があれば、またどこかでご紹介しますね。
それでは、本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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