グリーンパークスピードウェイシリーズ戦に参戦!

皆さん、こんにちは。京商SS開発担当の浜崎です。

今回のブログは3月3日に埼玉県飯能市にあるグリーンパークスピードウェイさんで開催されたEPシリーズ戦にファントムExtで参戦してきましたのでその様子をご紹介します。

※写真を撮り忘れてしまったのでほぼ文章だけになってしまいました。すみません。

いつもの様に練習と調整のために前日の土曜日から現地入りしました。時間を見て練習に来ている選手のファントムのモーターkv値の検査を行ないました。基本的には先日の京商ファントム ル・マンカップのレギュレーションと同じなのでほとんどの選手の皆さんはその時のままのセッティングで走っていました。

私も基本的には同じですが、ル・マンカップ後に高麗選手と一緒に練習をした時にやっていたデフ周りの調整を真似してみて回頭性をアップ?させてみました。私には回頭性が良いギヤデフは少し安定感に不安を感じるので、ボールデフを選択しています。

そのボールデフ、高麗選手が昔からやっている方法を教えてもらったら、かなりかる~く回ってしかも滑らず走行後の汚れも付かない、とても良い感じになりました。

キットにはデフプレートととボールのスリップを防ぐために少し硬めのグリスが入っています。これは、多少長く走ってもグリス切れを起こさないためのもので、コーナーの入り口付近での回頭性は若干マイルドになります。

グリップ剤を使えるレースならばこれで十分なのですが、今回のレースはグリップ剤禁止!(京商カップ2024も同じレギュレーションです)なので、タイヤのグリップが低くなるためステアリングを切ってからのコーナーの回頭性をいかに上げるかがタイムを縮めるポイントです。ボールデフグリスは基本的にシリコン系グリスの稠度(ちょうど)で特性を変えています。キット付属のグリスはこのちょう度が高いグリスです。オプションで販売している高耐久ボールデフグリスは柔らかめのグリスです。https://rc.kyosho.com/ja/96510.htmlこれを、市販の某社製の赤白缶のシリコンスプレーに変えるとボールやデフプレートの表面にシリコンの薄い皮膜だけが残り、回転によってグリスが飛び散る事も少ないので走行後に埃を寄せ付けずきれいな状態を保てます。そして、差動はスルスルになって回頭性がアップするのです。ただし、ボール表面のシリコン被膜は2回くらい走るとほぼカラッカラになってしまい、メンテする回数が多くなりますのでメンテナンスが面倒な方には不向きな方法ですね。この辺は十分にご注意を。メンテを怠るとデフプレートに溝が出来てボールがガタガタになってゴリゴリのデフになってしまいます。

そんな感じで練習を進めていきましたが・・・ん~以前出せていたタイムがなかなか出ない??ラップタイムが19秒後半しか出ません??周りの人たちは良いタイムが出ている様なので路面は問題無い様です。

回頭性は上がっているのにな~。と考えながらシャシーを刷毛で掃除していたら、なんと、ナックルアームのボールエンドが左右ともガタガタ!!!  M2ナイロンナットを締込み忘れていました・・・。どうりで・・・。

しっかりとナットを締めて再度コースイン!さっきまでとは別の車の様に良く走り18秒台には入らないものの、ほぼ19秒フラットまでタイムが上がったところで明日のレースの準備のため練習は終了。

そして迎えたレース当日の朝、いつもの様に日の出前にホテルを出発して現地入り。3月とはいえ早朝6時頃が一番寒くピットテーブルの霜取りから準備を始めます。準備しているとなにやらだんだん鼻がムズムズと・・・花粉の季節のアレです。昨日は大丈夫だったのに、この日は過去最悪の花粉症を発症し1日中くしゃみが止まらず大変な1日でした。

日が出てきて暖かくなってきた所で受付け開始。ファントムクラスのモーターチェックを行ない、自分の機材も準備します。受付が終わり、出走順を確認。全部で5カテゴリー(ファントム、17.5ツーリング、21.5つーリング、FWD、F1)で行なわれるこのシリーズ戦、全部で7組になりファントムクラスはエントリーが多く2組に分かれました。

1ラウンド目は同じ組の青木選手に続いて2着ゴール、暫定7位でした。

2ラウンド目で少しポジションを上げたかったのですが中盤でミスしてしまい3着ゴール。

予選最終順位は9位と、勝ち上がり無しのAメインギリギリでした。昼休みを挟んで決勝です。

いつも動画を撮ってくれる森さん、今回も有難うございました!写真は決勝前に準備をしているところです。

そして決勝は8分間レース。くしゃみを我慢しながらの8分間は長い!とにかく操縦台でくしゃみしない様に我慢してました。


スタート後1周目はポジションを1つ上げて8位、前を行く車との差は5~6m。何とか食いついて行きたいところ、と思ったら縁石にのってジャンプしてタイムロス!その間に前は離れていくし後ろには迫られるし・・。数周その状況が続き、気が付いたらトップの青木選手の車が最後尾を捉えて周回遅れにしようと言うところ。徐々にトップが近付いてきて後ろの車をパスしていよいよ自分の後ろに来ました。ラップタイムが1秒近く差が有るので1周で10m近く差が縮まる感じです。ちょうど最終コーナーの手前で青木選手の車が5mほど後ろに来たので最終コーナーでインを空けてパスしてもらい、ストレートで後ろに付きました。チャンスなので追いかけながら青木選手の走りを見ようと思ったのですが、コーナー1つ回るたびに1mづつ離れていく感じで3周も走るとホームストレート分の差が開いていました。さすがに速い!

そして次の周で2位を走る國井選手の車がストレートエンドで数メートルまで迫ってきたので2コーナーでインを空けてパスしてもらいました。そして8分間が過ぎてレース終了。私は最終的に8位で無事にゴールしました。

こちらはAメインスタートから序盤の動画です。(3分割してますのでお時間ある時にご覧ください)

続いてAメイン中盤の動画です。

最後に後半の動画です。


レース後に優勝した青木選手の車を走らせる貴重な機会がありました。感想としてはとにかく良く曲がる!パワーを掛けても真っすぐ立ち上がる!速い!羨ましい!といった感じでした。もちろん、並外れた腕を持っている青木選手だから優勝できたんですけどね。

シャシーは細かなところまでセッティングされていて、特にギヤデフを少し締め込んで硬めにしているところが特徴で次のレースに向けての参考になりました。有難うございます。

レース後は抽選会が行われて大いに盛り上がった大会でした。

参考までに、下記が今後のシリーズ戦のスケジュールです。

(日程が変更になる場合が有るので開催日が近くなったらグリーンパークスピードウェイ公式ブログでご確認ください)

4月7日

5月12日

7月7日

9月8日

10月6日

11月3日

12月1日

私は次の4月7日のレースではもう少し順位を上げられる様に頑張ってエントリーする予定です。

皆さんもファントムで是非遊んでみてください。

では。

KYOSHO RC BLOG

京商株式会社RCオフィシャルブログです。これまで皆様に閲覧いただいておりました「R/C CAR BLOG」、「SEA & SKY BLOG」、「MINI-Z開発室ブログ」の3つのブログを統合しました。引き続き、製品情報や開発情報、イベント情報などをお届けして参りますので、どうぞ暖かい目でよろしくお願いします。

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