みなさん、こんにちは。ミニッツ開発リーダーの岩崎です。毎週月曜日はミニッツに関する話題をお届けいたします。
さて、今週は5月の静岡ホビーショーにて発表したAWDの新作「MA-030EVO」の走行インプレッションをお届けいたします。早速ご覧ください。
如何でしたか?
シャシーの基本は既に発売中のFWDシャシー「MA-03F」をベースにしています。旧型のMA-020系と比較して、左右・前後のバランスに優れるのが特徴です。懸念される重心高に関しては思いのほか気になりません。もちろん低重心のMR-03と比較すれば少し高いのは事実ですが。
しかしながら、圧倒的に優れるのはその高いトラクション性能です。
MA-020系はモーターをリヤ側に搭載したやや後ろ寄りの重量配分でしたが、MA-030ではフロントミドシップになります。文字通りFWDベースのAWDとして考えていただくとわかりやすいかと思います。前後にボールデフも装備可能ですが、ややフロント引っ張り気味のセッティングの方が気持ちよく走れるかと思います。
少し欠点も書いておきます。
それは搭載ボディが限られるということです。FWDシャシーに載るボディは全て搭載可能ですが、リヤ側が低くなっているボディはDWSが組めないものも存在します。言い忘れましたが、今回のシャシーはストラットリヤサスペンションで組み上げて販売されますが、DWSにするためのパーツ一式が同梱されます。もちろんリヤワイドサスアームも含まれます。今回の動画ではそれを最大限活用し、フロントをワイドで組み、リヤにDWSを装着しています。
話をボディに戻しますと、まず第一にシャシーの設計上ホイールベースM(90mm)に関しては全て搭載不可能です。申し訳ありません。L(94mm)又はLL(98mm)にてご使用ください。
又、昨今人気のナローツーリングカテゴリーのボディに関しても、割と制約が大きいです。既にFWDで試している方はお分かりと思いますが、ナローツーリングカテゴリーの車に代表されるボンネットが長く低い車両は搭載ができません。
具体的には、
Toyota 86
R33 GT-R
などが当てはまります。
しかしながら、R32/34/35のGT-Rに関してはなんとか搭載可能です。又、SUBARU WRX STIやランサーエボリューションXも搭載可能です。
逆に、McLaren 12C GT3やAudi R8 LMSなどの実車がミドシップでフォワードキャビンの車はほぼ搭載可能です。上記2車種の他にもMcLaren F1 GTRやMcLaren P1 GTR(但しDWSは不可)も大丈夫です。
ナローツーリングよりもワイドツーリングに向いているシャシーと言えそうです。この辺りの適合に関しては、サポートページやMA-030EVOの商品紹介ページに記載していきますので、ご確認ください。
FWDベースのEVO基盤を搭載したニューAWD「MA-030EVO」シャシーは7月発売予定です。発売まで今しばらくお待ちください。
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2019.08.15 16:25