今回はちょっとマニアックなこの車。
EP FAZER Mk.2をベースにしてラリーカーに改造した車をご紹介したいと思います。
RCカー開発担当の宮崎です。
最初にお断りしておきますが、この車は個人的にブログでおなじみの『あしがらいこいの村 走行会』をメインに遊んでいる車ですので、製品化の予定は今のところありませんのでご了承ください。
こういった遊び方もあるんだ~、くらいでお読みください。
個人的にはラリーカーのラジコンは好きで、以前はDRXというエンジンカーを製品化し、週末に今は無き相模湖のコースで遊んでいました。
ただ、ラジコンのラリーカーは、車高を稼げなかったりストロークが取れなかったりでオフロードで走行させると難しい部分がありますよね。
しかし、発売前からFAZERを触る機会が多かったので気づいてしまいました。
この車、ラリーのベースに良い!と。
しかも簡単に改造出来る!
その理由がコレ
ツーリングカーベースでこれだけ足が伸びる車ないですよね?
では、その車を少しご紹介しますね。
まず、ベースとなる車がこちら。
FA534 オイルダンパーセット(F&R)
ひとつだけ難関なのがリヤのボディマウント。
この車の場合は、リヤダンパーステーの本来ウイングマウントを付ける穴を利用しました。
適当なステーで延長しボディマウントステーに3mmの穴を2ヶ所開けビスで固定します。
ボディはこのステーに合わせて穴開けをすればOKです。
シャーシ側は基本これだけです。あとはタイヤとホイールを用意するだけです。京商製だとこれがおすすめですね。
FAT101B ラリーブロックタイヤ (2pcs/FAZER Rally)
あと、絶対に用意した方がいいのがインナーボディ。
ボディの内側にタイヤがある車の宿命ですが、タイヤが掻いた土などがボディ内面に当たりそのままシャーシに落ちて蓄積されてしまいます。
冬場に枯れた芝の上で走らせたときのものです。
別の車ですが・・・
しかし、今度はこれからの季節ちょっと問題になるのが、隙間を塞いだことによる熱の問題です。
モーターやスピードコントローラーが冷えにくくなります。この車は冷却ファンを使ってそれに対応しています。
他社のものですが、これを使っています。
最後にボディの取り付けに一工夫。
ボディマウントステーを長めにボディから出します。そしてボディピンの取り付け位置を通常よりも上にします。ボディが上下にガタガタ動くようにします。
ラリーカーの場合、走行していて破綻するのがギャップ。
ギャップに侵入したときにボディが先に路面に接触しシャーシ全体を浮かせてしまうのが原因のひとつです。
これを少しでも緩和するためにボディが路面に接触したときにボディだけ上に逃がしてシャーシへの影響を減らすのが目的です。
これでちょっとしたギャップには強くなります。
さらに、今後発売されるユニバーサルスイングシャフトとスチール製のデフシャフトを使うともうちょっとストロークを大きく取ることが出来るので走破性が上がると思います。デフシャフトはスチール製の方が、標準の樹脂製より直径が小さいのでアッパーアームと干渉しにくいのです。
また、ユニバーサルスイングシャフトにすることで脱落しにくいのも理由です。
こんな車で毎月ちょっとずついじくって、いこいの村で遊ぶのを楽しみにしています。ラリークラスは、毎回10数台集まるので一緒に走るの楽しいですよ。
今月は7/14(日)です。
ラリーカーをお持ちの方、一緒に遊びましょう。
特に細かいレギュレーションはないので、お手持ちの車を自分がラリーカーと思えば参加okです。
僕は今回、秘密兵器を投入予定です。
では!
2019.07.16追記
7/14は雨のため会場に行きませんでした。
また、次回お願いします。
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