皆さんこんにちは。RC営業担当の坂本です。毎週水曜日はRCカーの話題をお届け致します。
さて、本日のブログは久々のレースネタでも。
この7月はとにかくイベントが多く、京商スタッフの多くが各地で様々なイベント現場に出向いております。私もその1人で、RCカー国内レースイベントの最高峰「日本モデルラジオコントロールカー協会(JMRCA)」が主催する、1/10スケール電動オフロードカー全日本選手権(奈良県)と、1/10スケール電動ツーリングカー全日本選手権(長野県)のサポートのため、現地入りしてきました。今回は7/5(金)~7/7(日)に開催された電動オフロードカー全日本選手権のレポートを紹介したいと思います。
電動オフロードカーの全日本選手権は2008年以降ずっと関東地区での開催が続いており、近年は人口芝やカーペット等、ダート(土)以外のコース環境での大会が行われていましたが、令和初となる今年は久々のダート路面、そして関西地区屈指の奈良県五条市に位置するインドアオフロードサーキット「RC PARK GOJO」様で開催されました。
大会直前の1週間前にコースを完全クローズドし、参加選手がイコールコンディションでレースを行うよう、コースレイアウトを全面改修して行われました。
変更する際は元々レイアウトされていたコースパイプの取り外しから始まり、土を一旦ならしてレイアウトの配置、そしてジャンプセクション部分に土を盛ったりと、大変な手間と時間、労力をかけて素晴らしいコース環境で大会が行われました。
選手レベルも様々なため、誰でもある程度安心して走らせられるようなレイアウトに配置されている点もポイント。コースオーナーの方を始め、事前の改修工事に携わられた全ての方に多大なる感謝です!
私もオフロードの全日本には2008年から2018年まで毎年参加しておりました。今年は諸事情により参加はしなかったのですが、参加した大会はいずれも全て同じ茨城県の会場。当然参加選手の大半が関東地区に在住しており、毎年顔を合わせるため多くの方と顔見知りになりました。
今年は関西地区での開催とあって地元の参加選手も多く、初めてお会いする参加者も多かったのが印象的でした。
純競技モデルのマシンを取り扱う京商にとって、毎年この選手権にかける意気込みは非常に大きいです。昨年発売した2WDマシン「アルティマRB7(No,34303)」と4WDマシン「レーザーZX7(No,30048)」を使用し、事前から現地に通い込んでテストを繰り返し、良い仕上がりで本戦に臨みました。
今年は今までと違い、ダートでのコース環境やチーム体制の変更等もあり、色々な意味で「挑戦」の年だったように思います。少数精鋭でまだまだ完全な状態ではありませんが、チームの情報共有を今まで以上に徹底すること、若手ドライバーの育成、そしてチームで得た情報を京商マシンで参加するユーザーへ配信していくことに注力して臨みました。
その甲斐もあり、参加した京商ユーザーの多くがトラブルなく選手自身の力を発揮出来た大会だったように傍から感じました。
レースに参加する傍ら、チームのセッティングデータの管理、チーム員の部材確保の対応等、事前テストから本戦まで幅広くカバーし多忙な期間を送ってきたエースドライバーの「秋元 宏太」選手。インドアサーキット特有のハイグリップダートに合わせたセッティングの方向性を導き出し、安定して速く走らせられるマシンセットを武器に今大会も高いパフォーマンスを見せてくれました。
全日本選手権での優勝をターゲットにしていたことはもちろんですが、今年は9月にスロバキアで開催される世界選手権が目前に迫っており、こちらもインドアの広大なダートコースとあり、世界戦を視野に入れての試作テスト等も兼ねていました。
今回の選手権で得た多くの課題も分析しており、残り少ない期間でさらに改良して国内でテストを繰り返すとのこと。チーム京商の海外有力ドライバーも参戦するため、そのまとめ役として多忙な日々はしばらく続きそうです。
今回4WDクラスでAメイン9位入賞を果たした若干12歳の「斎藤 楓真」選手。昨年初めて全日本に参加し、今年が2回目の参加。
昨年はオフロードカーの全日本の他に1/10スケールGPツーリングカー全日本選手権にも参加し、京商「V-ONE R4 Evo2(No,33211)」を駆って見事優勝し非凡な才能を見せるヤングドライバー。メカニックのお父さんと2人3脚でレースを戦いますが、まだRCレースキャリアが少なく、セッティングノウハウが不足しているなか、チームのセッティング情報を元にどんどん速さに磨きがかかり、同カテゴリーにてファイナリストに輝きました。
レース終了後は納得がいかず悔し涙を流す等、おっとりとした人柄とは裏腹に負けん気の強さも人一倍強く、今後のレースでの活躍ぶりも非常に楽しみなヤングドライバーです。
齊藤選手のレーザーZX7。モーターは旧型のORION製、バッテリーは京商が今年から取り扱うGens ace製の1Sサイズのリポバッテリー(No,GAB1203P)を使用しました。
事前テストではこのバッテリーとショートサイズのリポバッテリー(No,GAB1201P)との両方をテストしたとのことですが、非常にハイグリップな路面環境だったことにより、軽快な走りを優先して軽量な1Sサイズを2WDクラス、4WDクラスの両方に使用したとのこと。
齊藤選手のアグレッシブな走行スタイルに対しても、ハイパワー且つ扱いやすく事前テストと本戦を通してかなりの回数を走行しても、問題なく良好なパフォーマンスを維持していたとのことです。大変気に入って頂いたようで今後もGens aceバッテリーを使用していきたいとの嬉しいコメントも頂きました。
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