皆さん、こんにちは。R&Dグループの古屋です。
毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。
さて今回は 久しぶりにRC PLANNING R246(Route246)の待望の新製品を紹介させて頂きます。
ミニッツMR-03用のモーターマウントです。
従来のMMアルミモーターマウント(品番R246-1201)のモデルチェンジ版です。
これまでのR246-1201は本体が2ピース構造でダンパーステーがヒートシンクも兼ねている構造が特徴でした。
斜めの特徴的なフォルムがとても人気でRC PLANNING R246パーツの中でも有数のロングセラー、ヒット商品でした。
しかし、本体にヒートシンク部をはめ込むとプラスチックと異なり、アルミ製で爪が硬い為、メンテナンス時に一度はめたヒートシンク部は傷付く覚悟でマイナスドライバーなどでこじ開けるしか無く、更にはめた後の本体とヒートシンクの合わせ面のガタ(アルミ製はやむを得ない)がダンパーステーに影響してしまう為、レースにおけるシビアなセッティングには少し不向きな面もありました。
そこでヒートシンク部分をねじ止めにする修正を試みました。
テストを進めるうちにヒートシンクを付けるよりも出来るだけモーターを露出させた方がより冷却効果が高くなる事が解りました。
そして新しい機械を導入した事により、1回のセットをするだけでほとんどの工程を削る事が出来る為、コストパフォーマンスに優れ、かつ高剛性・高精度のワンピースモーターマウントとして進化を遂げて商品化できる事ができました。
このMMアルミワンピースモーターマウント(R246-1355)はワンピース構造の剛性を生かし、最大限に肉抜きをしています。
新型 R246-1355は7g 2g以上軽量化致しました。
裏側の比較では以前のはりを無くしました。更にヒートシンク部分も省略した為に約9gの重量が約7gに仕上がっています。
前方にはRoute246のロゴマークが入り、アルマイト後に角に挽き面を付けて高級感を醸し出しています。
更にテールにはRC PLANNING R246のロゴが引き立てます。
従来のR246-1201同様に2種類のライドハイトアジャスターが付属しており、それぞれ上下方向に反転させる事で合計4種類の車高が選べます。
デフォルト(開封時に装着されている)の位置で車高は一番低くなります。
① 出荷時(デフォルト)のポジション。軸がノーマルより0.6mm下がります。
② 付属のライドハイトに付け替える。
このポジションがノーマルとほぼ同じ高さになります。
③ ②を反転すると軸が0.6mm上がります。
④ ①を反転すると軸が1.2mm上がります。
※ライドハイトは左右必ず同じ高さで使用してください。
左右の高さを間違うとアクスルシャフトが斜めになりまともな走行が出来なくなります。
続いて組立て時のポイントをご紹介します。
初めにダンパーステーを取り付けてください。ワンピース構造にしましたのでモーターを挿入してからでは取り付けられません、必ずダンパーステーを先に取付けてください。
ダンパーステーのポジションはノーマルと同じ位置です。(前後方向も高さも同じです。)箱出しのノーマルカーにボルトオンで装着する事が可能です。
RC PLANNING R246製のロールダンパーはR246-1222をご使用ください。この場合もやはり最初にダンパーステーを取り付けてください。
次にモーターのフロント側(シャフト側)にはめるホルダーですが、モーターによって取付部分の寸法が微妙に異なります。
しかし全て共通に穴を大きくしてしまうとガタガタになってしまいますので、少し小さめに開けられています。
私の検証ではXSPEEDブラシレスモーター(MZ603~6)とエンジョイバトルモーター(R246-1831)は無加工で取り付けられました。
テーパーリーマーを使って入り口を少し削ります。
※削るのは少しずつ削りましょう。削り過ぎるとガタガタになってしまいますのでくれぐれもご注意ください。
※またリーマーの歯で手を怪我されない様にご注意してください!
リーマーは普通のテーパーリーマーでも、
段付きのテーパーリーマーでもどちらでもOKです。
仕上がりはこんな感じです。
少し押し込む感じで良いのですが、きつ過ぎるとモーターシャフトが圧迫され回転が重たくなってしまいます。
モーターシャフトを手で回して、取付前と同じ感じで回るか確認しながら作業を進めてください。
ホルダーの単品販売はございませんので、もし削り過ぎた場合は2液性のエポキシ接着剤で接着してください。
次にモーターを取り付けますが、挿入時の向きがございます。精度が高い為、特に角がシャープなブラシレスモーターを装着する時は入れにくいので添付の写真を参考に、後ろからモーターマウントの両側に垂直に挿入してください。決して横から無理やり押し込まないでください。
後ろから入れます。
モーターをきっちり止める為にエンドベル側にシムを入れて調整します。入れなくてもしっかりホールできていれば入れなくてもOKです。必要に応じて入れてください。
今回ご紹介するポイントは以上です。
次回もお楽しみに!
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