2月の外ラジは寒かったですね。
でも、もうすぐ暖かい春が来て快適なラジコンが出来そうですね。
RCカー開発担当の宮崎です。
2月も『いこいの村あしがら』と『スカイホビー』に伺ったので、改めてマイカーのスコーピオンと復刻アルティマを走り比べてみました。
どちらのコースもジャンプは無く土の浮いたスリッピーな路面となっています。
まず両車で大きく違うのはサスペンションの構造になります。
スコーピオンはトレーリングアーム式、アルティマはダブルウィシュボーン式となっています。それぞれの細かい説明は、長くなるので省かせてもらいます。
まず、スコーピオンに採用されているトレーリングアーム式のデメリットから。
サスペンションがストロークした際にキャンバーとトー角の変化量が大きいのでタイヤをうまく使えないことにあります。
また、ホイールベースもストロークに応じて変化するのでコーナーリングに若干のクセがあります。
しかし、足柄のようなギャップの大きいところでは、とにかく路面追従性が良いので、まっすぐ走ることができます。
その結果、安定性が高いので速く走ることが可能になります。
これは最大のメリットですね。
また、もっと凹凸の多いサーキットではない場所で、遊ぶのにも適していると思います。
そして、アルティマ。
こちらに採用されているサスペンションはダブルウィッシュボーン式で、現代の主流になっている方式ですね。
サスペンションが上下方向の動きしかしないため、キャンバーやトー角の変化が少なく、タイヤをうまく使うことが出来ます。
走らせてみるとコーナーリング時の挙動が安定しています。(曲がる・曲がらないは別です)
加速・減速のときも変なクセは感じられませんでした。
昔の車の特徴のひとつにモーターの搭載位置が、リヤの車軸より後ろにあることです。
スコーピオンもアルティマもそうですね。
これは時代の背景もありますが、現代に比べてタイヤも路面もグリップが高くなかったためです。重量物のモーターを後方に置くことでリヤタイヤに荷重をかけグリップを増やすことが目的です。
現代の車は、整備された路面でレースを目的として設計されることが多く、コーナーリングスピードの向上を目指しているのでミッドシップレイアウトの車が多数あります。バギーの原点のダートで遊ぶには、グリップが不足しているように感じるときもあります。
そういった意味でもスコーピオンとアルティマはもちろん、その他のヴィンテージシリーズは、ダートで遊ぶ方にはすごくオススメできます。
4WDは個人的には所有していませんが、更に安定性が高いのでパワーアップしスピードを楽しむのにも向いていると思います。
・・と言った話に関係して、先日ラジコンマガジンさんの取材を受けてきました。
アルティマが題材になっています。
タミヤさんの復刻カーも取材してて、ちょっと借りて走らさせてもらいましたが、コレもアリでした。
この車、かつて所有していたことがありますが、その時より良く走る印象でした。
取材終了後、カメラマンのこの方も楽しんでおりました。
ラジコンマガジンは今日発売なのでチェックしてみてください!
ウイルス問題で各地でイベント開催が中止になってますが、今のところ今週末(3/8)のいこいの村あしがらの走行会は開催のようです。
カツカツのレース屋さんもいないので復刻マシンで遊ぶには最高の場所です。
参加予定の方は、状況をコチラでチェックしてください!
では、今週末の足柄も参加しますよ!
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