あの車をレストア・・・Vol.2

皆さん、こんにちは。

R&Dグループの古屋です。

毎週水曜日はRCカーの話題をお届けいたします。

さて、前回から当時物のEPファントム4WD Extに発売されたEPファントム4WDのパーツでレストアを始め、フロント周りのレストアを行いましたが、今回はリア周りにチャレンジしたいと思います。


その前に、前回の私の記事について、お詫びと訂正がございます。


記事内では、ワンウエイベアリングに使用する「グリス」について、取扱説明書では「No. 96509ワンウェイベアリンググリス」を正規推奨として指定していますが、前回の私の投稿したブログでは「ボールデフグリス」を「最適」として記載しており、正規の方法でご愛用頂いていらっしゃる方に大変不快な思いをさせてしまいました。

本当にごめんなさい。

記事は指定を覆す意図では無く、知人からワンウエベアリングイグリス(96509)が入手しずらく、用途が限定されてしまうので比較的普及している物で代用品は無いか質問を受けておりました為、1/12電動カーに多く普及しているボールデフグリスが代用出来ないかと思い、独自にテストを行いました所、予想以上にテスト結果が良く、本命のワンウエイグリスの事に触れないまま、一押し的に書いてしまいました。


弊社のワンウエベアリングイグリス(96509)は大手のベアリングメーカーのワンウエイベアリングに使用されているグリスその物で、でまさしくワンウエイベアリング専用に開発されたグリスです。適度な潤滑性とロック時には滑らさない、更にリテーナーの耐久性を保持しますので、王道中の王道、今後も正規推奨として指定してまいります。


もしお手元にご用意が難しい場合は「高耐久性ボールデフグリス(10g) 96510」を代替品として塗布してください。ボールデフグリスは代用品としてお薦め致します。


さて、レストアですが何と高麗さんもレストアしたいと・・・

実は当時物の部品を結構たくさんお持ちで、復刻版の部品が有ればレストアが出来るって。。。


何とExtの他にプラズマまで・・・ しかも復刻版も早速進化???

凄い勢いで楽しまれてますよ~

詳しくはRCマガジン12月号必見です。。。

今回は日光無線サーキット様のサーキットで高麗さんとKYOSHOスタッフによるファントム走行会と合間にみんなでわいわいガヤガヤとレストアを楽しんで参りました。


日光無線サーキットはオンロードが2面。ドリフトも楽しめます。


そして歩いて行ける距離にオフロードサーキットも完備しています。以前アウトローランページでご紹介させて頂きました。


リア周りは当時物のモーターマウントを残してデフギア、アクスルシャフト関係を新しい部品でレストアしてみました。


テック製の7075シャフトを外します。これはこれで貴重ですが…


シャフトにストッパーを通してイモネジで固定しますが、このようにDカットではなく丸い溝なので、


ここしかないと言う場所に固定できます。


ベベルギアを通します。


ちなみにこのストッパーは当時物には微妙に小さくガタが出てしまいますので、当時物のギアには当時物のストッパーをご使用ください。


スパーギアにベベルギアを取り付けます。当時物はシムが入りましたが復刻版はシムが不要になりましたので、とても組立て易いです。


スパーギアの裏側に5X8mmベアリングが入ります。当時は有りませんでしたが、ココは、当時のワークス&サポートドライバーの皆さんは当時からここにベアリングを入れてデフをスルスルに回る様にしたそうです。当時ラジコンマガジンの記事にもご紹介されていたそうです。


ハブにもベアリングを入れて、


ベベルギアを被せ


スパーと合体です


裏側から見ると解り易いのですが、スパーギアには4つの穴が空いています。


当時物は2箇所止めでしたが、復刻版は4箇所に止めの円盤形状のパーツにリデザインされ


この様に見るからに強い構造。


更にスプロケットを取り付けます。写真には写っていませんがここにも5x8mmのボールベアリングを入れます。


ギアボックスにシャフトを通してカラーを入れます。


ハブの形状は当時物をほぼ再現した形です。


そしてもちろんモーターはル・マン480Tです。

当時物のデザインをそのまま受け継ぎつつ、ブラシレスモーターにグレードアップして高級感が増しました。


更に当時物を演出するのがオイルダンパーです。

ゴールドのプレッシャーダンパーも良いのですが、やはり純正風にはトマホーク用のフロントダンパーがピッタリです。


スパーギアの変更に伴いピニオンギアも変更が必要です。

復刻版は48ピッチモジュールです。

ちなみにルマン480Tモーターはシャフトが2mmほど長いので、市販の48ピッチモジュールのピニオンギアが使えます。


リア周り完成です。


如何でしょうか?


良い感じにレストア出来ました。


意外と簡単に出来ました。


当時物のファントムの一部のパーツをお持ちの方、是非レストアしてマイマシンを復活させてください。


とても楽しくて、懐かしいです。

青春時代が蘇りますよ~

以上、オヤジたちの青春でした~(笑)


次回はレストア車の走行編を予定しております。


お楽しみに!

KYOSHO RC BLOG

京商株式会社RCオフィシャルブログです。これまで皆様に閲覧いただいておりました「R/C CAR BLOG」、「SEA & SKY BLOG」、「MINI-Z開発室ブログ」の3つのブログを統合しました。引き続き、製品情報や開発情報、イベント情報などをお届けして参りますので、どうぞ暖かい目でよろしくお願いします。

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