ファントムEP 4WDオプションパーツテスト編その2

皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。


11月6日のブログで試作テストの様子をご紹介したファントムEP 4WDのオプションパーツ

「EFW002 カーボンギヤデフアクスル」 の量産サンプルが先週完成し、最終検査のためテスト走行を実施しましたのでその様子をお届けします!

ファントムEP 4WDオプションパーツテスト編はこちらから:

今回は思いっ切り全開走行ができるサガミ堂RCレーシングトラック(SRT)さんにお邪魔してテストを行ないました。

まず、当時と同じ5mm径のカーボンシャフトの強度を検証するため、テスト車両のパワー系をアップデートして通常よりもシャフトに負荷が掛かる状態にしました。

この状態でカーペットコースならウイリーするほど立ち上がりが強烈です!

具体的には、下記3か所を変更しました。

●モーターをTORX10 21.5Tに変更。 

●ESCを社外品の進角変更できるタイプ(60A)に変更し進角を26.5°に設定。

●バッテリーをGens ace PSE LiPo HV 6000(100C/7.6V/LCG)に変更。

※注;ファントムEP 4WDのキットではハイボルテージLi-Poの使用は推奨していません。

今回はあくまでもテストのためだけに使用しました。


さて、早速カーボンシャフトの組付けです。


実は、このシャフトは試作テストの後でノーマルのスチールシャフトより10mm長くしました。これにより左リヤホイールハブの差し込みがしっかりするのと、嵌め合いのガタによる影響を少なくするためです。

写真下が量産状態のシャフトです。以前テストした試作品と比べるとこんな感じ。

試作品の方はスチールシャフトと同じ長さです。

モーターマウントに通してみると、リヤホイールハブのカラーから先に結構長く出ます。

今回はオプションのEFW003 SPリヤホイールハブを使っています。

リヤホイールハブの取付けはM2.6キャップスクリューで行ないますが、ここはしっかりと締め込む必要が有ります。できれば先端がしっかりした六角ドライバーを使って締め込んでください。

これで完成。もちろんノーマルのリヤホイールハブも取付けできますが、カーボンシャフトへ直接セットビスを締め込むので、個人的にはカーボン表面のダメージが気になってしまいます。クランプ式のオプションホイールハブの方が耐久性が有って安心ですね。


さていよいよ走行ですが、まずは流す感じで舵角やトリムをチェック。

2周ほど走ったところで全開走行へ!


ストレートエンドでは体感で70km/hくらい出ている感じです。

明らかに今までのテストの時の速度とは違います。


何周か走った後、操縦台の目の前のストレート1/3位のところで不意にフロントが浮いた!

と思ったらそのままウイリーから2回転半のバックフリップ!10mほど飛んでひっくり返った状態で着地・・・。


回収してチェックし、とりあえず被害は無し。


ボディがややフロント上がり気味だったのが原因か?と思いボディマウントの高さを調整して2パック目の走行へ。


調子よく走っていたらやっぱりストレートの同じところで悪夢を再現!

また2回転半やってしまいました・・・。


回収してチェックしたところ、特に壊れている部分は無くテストを再開。


ストレートで速度が伸び切らない様にスロットルを調整しながら走っていたら、たまにパタパタとフロントが持ち上がる症状が?


良く見たら路面の凹凸でフロントタイヤが跳ねてしまっている?様です。


走行後にコース表面をチェックしたら、皆さんがシャシーを擦らせた痕が所々に有りました。


この出っ張り部分に乗ってしまい、フロントが跳ねてそのまま飛んでしまったんですね。


普通のRCカーならフロントサスが路面の凹凸を吸収しますがファントムEP 4WDにはサスが有りません。


これはサス無しシャシーの宿命ですね。


凹凸部分を避ける様に走り、5パック合計70分ほど走らせて今回のテストは無事に終了しました。


※残念ながら走行動画や写真が撮れませんでした・・・。スミマセン。

ようやく出荷に向けて作業開始です。


発売までもうちょっとお待ちください。


季節は真冬で緊急事態宣言が出てしまっていますが、皆さんしばらくは外でのRCが出来ない分、メンテナンスやオプションパーツの装着など自宅でのRCライフを満喫しましょう!


では。


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