みなさんこんにちは! 京商SEA&SKY開発担当の浜崎です。
毎週金曜日は飛行機、ボート、ドローンレーサー関係の話題をお届けします。
今年もすでに桜が散り始め、いよいよ水物シーズンが到来!
京商では今年もRCボート、ヨットの大会を開催します!
詳細については近日中に京商HPで告知いたしますので、しばしお待ちを。
京商の水物レースは、初めて参加される方も大歓迎!
普段広い水面をひたすら走らせているというアナタ! 水面に浮かぶブイを周回するスリリングな体験をぜひ京商の大会で味わってください。
でも、いきなりレースと言われても、どうすればいいの?
ボートのレースってどんなもの?
という方も多いと思います。
今回は、そんな方たちのために京商パワーボートグランプリと京商マリンカップという、2つの大会について簡単にご説明します。
<京商パワーボートグランプリ>
このレースはエンジン&電動ボート、いわゆるパワーボートのレースで川や池などのやや広めの水面で競います。
コースは水面に1周およそ100mのオーバル配置で浮かんだブイの周りを右回りに5周走ります。
最大6艇までの同時走行のレースで着順を競い、ポイントが付与されます。
これを組合せを変えながら3ラウンド走り、合計ポイントの多い選手が優勝となります。
「なーんだ、オーバルコースなんて簡単じゃん、しかも右しか曲らないし楽勝!」と思えますが、実は大きな落とし穴が・・・。
水面上には通常のRCカーのレースと違ってコースマーシャルがいません。これはつまり、クラッシュ→即リタイヤというリスクが伴うレースなのです。
波に負けて転覆!したり、
他艇が巻き上げたしぶき(ルースターテールと言います)を喰らってしまうことも・・・。
単にボートが速けりゃいいのではなく、無難に完走したほうが優勝の確率が高いのです。
でも、万が一転覆やエンストしても、ちゃんとスタッフが回収しますからご安心を。
ボートのレースはスタート方法も独特です。
電動ボートは水面に待機してシグナル音に合わせて助走してスタートブイを通過します。
なんだか、いろんなボート(?)が走っていますが・・・。
エンジンボートはエンジン始動からレースが始まり、規定の時間内に水面に待機します。
この時、エンジンボートは停止できないのでコースの待機エリアを周回します。
その後、大時計のカウントダウンが始まり、競艇と同じように大時計のゼロに合わせてスタートラインを通過します。
エンジンボートではエンジン始動からスタートまでがとても重要です。待機中にエンストしてしまうとリタイヤになります。
電動、エンジンとも焦ってフライングするとペナルティとなり、減点されてしまいます。
(わかっていてもやっちゃうんですけどね)
普段ブイを浮かべて練習することができないので、参加されるほとんどの選手が同じようなレベルと思っていただいていいと思います。
<京商マリンカップ>
こちらのレースは電動ボートとヨットのレースです。
なぜエンジンボートがないか? というと、開催場所が管理釣堀の水面を使わせていただいているからなんです。管理釣堀は流れがなく、あまり荒れない水面がヨットや電動ボートには適しています。
電動ボートのレースはパワーボートグランプリと同じですが、ヨットのレースも独特の面白さがあります。
もちろんですが、ヨットには動力はなく、風の力だけで走ります。
この風向きは時々刻々と変化します。その風の流れを読んでコースを周回するわけですが、その状況を見るためにスタート3分前からカウントダウンが始まり、その間は調整走航できます。そして、カウントゼロに合わせてスタートブイを通過します。
レースは1周およそ150mの菱形に配置されたブイの周りを1周するだけです。
最大6艇でのレースを3ラウンド行い、ポイントで勝敗を決めます。
ボートと違うのは、1着が0ポイントで、点数が低いほうが勝ちなのです。
やはり、これも簡単に思えますね~。しかし、実はスタート前の3分間は良く走っているのに、いざ、スタートの10秒前から風が止んで失速!! なんてことはよくあります。
自分がいる場所と水面上では風向きが違っているので、思うようにスタートできないのです。
私もよくやってしまいますが、風にじわじわ押されてバックしてしまうこともあります。とにかく、ブイに向かって一直線に走れないので頭を使わなければなりません。
ヨットには動体視力や反射神経よりも、風向きとコース取りを計算する状況判断能力の要素が勝ちに繋がります。
こう書くと、「何かヨットって難しい?」と思われがちですが、意外な所で自分の船体にだけ風が吹いたり、たまたま走ったライン通りに風向きが変わったりという「まぐれ勝ち」的な奇跡が起こることもありますのでご安心を。
京商の水物大会では、あまりカリカリにならず和気あいあいとRCを1日楽しんでいただくことを主旨としていますので、レギュレーションはあまり厳しくしていません。できるだけ多くの方に参加していただけるように、その場の状況で臨機応変に対応しています。
これから始まる水物シーズン、ひと味違ったRCライフを楽しんでいただければと思います。
では。
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2020.02.25 07:53