皆さんこんにちは。
RC営業担当の坂本です。毎週水曜日はRCカーの話題をお届け致します。
さて、本日の話題は11/4(土)に京商サーキットで開催された『プラズマLm 4時間耐久レース』の模様を中心にお伝えしたいと思います。
ちょうど4年くらい前でしょうか……。年に1度、この時期に京商サーキットでの開催が恒例となり、1/12スケール電動RCカー”プラズマLm”のワンメイクによる4時間耐久レースが開催され、今年も参戦しました。
今年は15チームが参戦です。1チーム2~4名で組まれ、レース中にドライバー交代をしつつ、またバッテリー交換やタイヤ交換をチームで行いながら4時間を走り抜きます。今回の参戦には、普段から京商サーキットで楽しまれている常連のドライバーさんはもちろん、遠方から来て頂いた参加者、また、この耐久レースを楽しみにしている京商スタッフも社内でチームを組み、この日は仕事を忘れて(?)参加チームの皆さんと一緒にレースを楽しみました!
私は今回、“京商ワークスA”チームとしてエントリー。1/12レーシングカテゴリーで一緒に活動している若手ドライバーの渡辺翔太くんと2名でチームを組みました。
マシンの準備は、今回も私が担当。今年はボディを一新し、下の写真のポルシェ962C ヨーストレーシングで挑戦です! 非常にスケール感の高い仕上がりにできました! プラパーツはもちろん、電飾も装着完了で完璧にできたと自己満足しております(笑)
4時間の決勝レース本番に向け、スターティンググリッドを決めるベストラップ方式の予選ラウンドが行われます。使用するタイヤ、モーター、バッテリー、ESC、ギヤ比、そして電飾パーツの装着義務など、イコールコンディションを図るべくレギュレーションが決められており、レース前には厳正なチェックも行われます。
無事に全チームが車検を通過し、予選で決定したスターティンググリッドから4時間の長丁場がスタート。私のチームは予選7番手からの巻き返しを狙い、レーススタートから安定したペースで周回を重ね、序盤は2~3番手の好位置をキープしていたのですが、バッテリー交換が他チームに比べて遅いことと、タイヤ交換の致命的なタイムロスが大きく影響し、ズルズルと後退……。それでも破損トラブルなどもなく、粘り強く走りきって総合5番手でレースを終えました。
マシンはとてもよく走ってくれて、走りそのものもよかったのですが、バッテリーやタイヤ交換時のピットワークのレベルがまだまだといった感じでした。こういった耐久レースならではの難しさも体感しつつ、とても充実した楽しい時間を過ごすことができました。
様々なカテゴリーが存在する電動ラジコンカーの”レース”は、一般的に個人レースでかつ走行時間が5~10分くらいのスプリント周回方式がそのほとんどです。このようなレースは、とにかく速く走らせるためのアドバンテージを求めなければならないため、ドライビング技術はもちろんのこと、セッティング能力や使用するマテリアルもある程度よいものを揃えなければならないケースが多々あります。しかし、この耐久レースはそれだけでは勝ち抜くことができない、上述のような難しさと楽しさをもち合わせています。
昨年に引き続き、今年もワークスが2チーム体制で参戦しましたが、見事に完敗してしまいました。コースを走らせるうえでのテクニックや基本的なセッティングは整っていても、長時間を走るうえでのノウハウやチームワークが参加して頂いた一般チームの皆様には及ばず、私は過去3回参戦していますが、一昨年が10位、昨年が2位、今年が5位となかなか勝てませんね(笑)
いつもスプリントレースばかりに夢中になっている自分にとっては、難しさとおもしろさが両立しており、毎年参戦していますが、いつも新鮮に感じています。
京商ではオフィシャルレースとして20年以上の歴史をもつ”京商カップ”を開催しており、全国各地の専用サーキットや特設会場で地区ブロックを開催し、その締めくくりとして年に1回全国大会も行っています。今回ご紹介したプラズマLmもチーム戦クラスとして公認されており、仲間を集ってどなたでも参加して頂くことが可能です。
京商カップ2017の開催概要とレギュレーションの詳細は下記にてご確認頂けます。
http://www.kyosho.com/rc/ja/race/presently/kyosho_cup/index.html
RCレースの経験の浅い方でも参加しやすいよう、車両レギュレーションもスピードを抑え、またドライビングの難易度に大きく影響するタイヤもイコールコンディションで、かつ扱いやすいタイヤが採用されています。多くの方が笑顔で楽しめるレース内容となっていますので、ご興味のある方は、ぜひ一度オフィシャルページをご確認ください。
さて、本日のブログで紹介した”プラズマLm”。まだ見たことがない方もいらっしゃるかと思います。今回、私たちが参戦したチームマシンも少し紹介したいと思います。
こちらが4時間無事に走りきったマイチームマシンです!
この写真を見るとわかるのですが、長時間走行したため、さすがにタイヤの磨耗が激しいですね(笑)。
プラズマLmは実車を1/12スケールにサイズダウンしたリヤ駆動の2WDマシンです。モーターのピニオンギヤと車軸のスパーギヤの2つだけのシンプルな駆動方式(ダイレクトドライブ)を採用するマシンです。組み立てキットとなりますが、下の写真を見てもわかるとおり、パーツ点数が少ないため、簡単でかつ短時間で組み立てることができます。
ボディは半完成状態のものもラインナップされていますので、塗装やカッティング作業が苦手な方でも簡単な手順でカタチにすることが可能です! 今回、私がチョイスしたポルシェ962Cは、下の写真の状態で販売されています。
No.PZB210 ポルシェ962C LM89 ヨーストレーシングデコレーションボディセット
価格:¥6,200(税別)
複雑で多数貼るデカールも文字に合わせて縁取りされていたり、ボディの貼り付け場所も説明書に細かく記載されているので安心して作業ができます。組み立ての途中経過でみるみるスケール感がアップしていく様子は、プラモデルを制作しているかのような感覚で楽しかったです! もし、自分だけのオリジナルカラーにしたい方はクリアタイプのボディも販売していますので、そちらを選んでください。ボディラインナップは下記でご確認頂けます。
http://rc.kyosho.com/ja/catalogsearch/result/?q=PZB
耐久レースの規定に従い、電飾パーツもバッチリ取り付けました。
今回取り付けた電飾パーツは、当ブログでも登場するRCカーボディ開発担当の片野さんが担当した新製品アイテムを投入しました! 受信機からコネクターをつないで電源を確保するため、長時間走行におけるバッテリー切れトラブルも皆無となるナイスアイテムです! レース終了の夕暮れ時もスタート時と変わりなく明るくライトアップされ、とてもキレイで視認性も抜群でした。
現在はすでに発売されており、クリアとレッドの2色でそれぞれ2灯と4灯の2種類、計4種類がラインナップされています。いずれもリーズナブルな価格で、スケール感にこだわるユーザーの方にはオススメのアイテムです。
No.97054-2 LEDライトユニット(Ф5 / 2灯 / L=400 / クリア) ¥800(税別)
http://rc.kyosho.com/ja/catalogsearch/result/?q=97054
1/12スケールの電動ラジコンカーは、他社製を含めほとんどが競技志向のハイスピード仕様の製品がほとんどであり、構成パーツは少ないものの使用されるモータースピード、バッテリー容量も高性能、高価格なものが使われがちであり、マシンセッティングやタイヤ管理など、ハイスピードを求めるべく性能面において非常にシビアなものが一般的な競技カテゴリーとして根付いています。京商では”プラズマRa2.0”という製品が該当します。
私もこのカテゴリーにおいて全日本選手権や世界選手権に参加していますが、このプラズマLmの耐久レースに参戦してみて、同じ派生モデルとは思えないほど”手頃”でスケール感も高く、またスピードの抑制、それに対応したライフがが比較的長いタイヤチョイスによって簡単に、そして何よりも楽しく走行することができ、1/12レーシングの別の”おもしろさ”をあらためて実感しました。難しい印象のある1/12レーシングカテゴリーですが、その高いハードルをクリアする最初のきっかけをつくるアイテムとして、自信をもってプラズマLmをオススメします! 今回のブログを読んでみて興味が沸いた方は、ぜひトライしてみませんか?
本日のブログはRC営業担当の坂本でした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
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