皆さんこんにちは!京商SS開発担当の浜崎です。
来週末に開催される第39回京商マリンカップin東山湖!
私も久しぶりにシーウインドで参戦してみたくなり、新艇を準備しました。
新艇と言っても1年以上会社のエントランスに展示してある展示品を走行用にメンテナンスしただけですが・・。
今回はそのメンテナンス手順をご紹介します。
さて、準備に取り掛かろうと船体を取りに行ったら、デッキの上に何か居ますね・・・?
よ~く見ると、スナフキンとムーミンパパが昼寝をしているではありませんか?
いつのまに・・・。
ちょっと移動してもらって、作業を進めましょう。
手順は下記の通り。
①マストを外す
②メカ類のチェック
③船体のキズ、汚れなどのチェック
④再組立て
では、まずマストを外していきます。
最初にやるのは、セールサーボにつながるメインシートとジブシートを外します。
これを先にやらないとスムーズに分解しにくくなるので注意してください。
メインシートを外したら、次はジブシート。
これでマストと船体をつなぐのは前後左右のコード(ステイ)だけになりました。
次はマストから甲板につながっているステイを外します。
先に全てのスナップのロックを外しておきます。(スナップは掛けたままです)
順番はどうでも大丈夫です。
ロックを外したら、自分に対して手前側のサイドステイ(2本のうち長い方)
の長さを調整してマストを向こう側に傾けます。
この状態にすると作業がしやすくなります。
傾けた向こう側のサイドステイを2本とも外します。
はずしたら、スナップが他のコードに絡まない様にブームバング(マストの下の方にある斜めになっているロッド)に掛けてロックします。
外したマストAssyと船体は、こんな感じにして車に積みます。
キールとラダーも工具無しで外せるので、もっとコンパクトにしたい場合は外してください。
さて、つぎにメカ類のチェックをします。
メインハッチとラダーハッチを開けて動作チェックしますが、スイッチを入れる時に注意する事が有ります。送信機のセールコントロールスティックを中立の位置にしてからスイッチを入れてください。スティック位置が上になっていると、受信機のスイッチを入れたとたんにセールサーボが動いて指を挟む事が有るからです。
スイッチを入れたら、ニュートラル、動作方向、最大舵角をチェックし、リンケージやセールサーボのシート類に無理が掛かっていないことを確認します。
ここまで確認出来たらスイッチを切り、古い電池を外して新品に交換しておきます。
(現場で電池を入れるのが良いのですが、持っていくのを忘れてしまう事が有るので・・・)
メインハッチを閉める際にノブの向きが分かる様にマーキングしました。
次は船体の傷や汚れを綺麗にします。見た目だけではなく、ひび割れや水の抵抗になる様なゴミなどの有無をチェックする意味もありますのでしっかりとやりましょう。今回は側面に少し汚れがあったのでコンパウンドで磨きました。
船体に艶が有って見え辛いですが、白い汚れが有ります。
最後に気になったのが、長期間置きっぱなしだったので船台の布バンドが伸びてバラストが床に当たっていたので、バンドの長さを調整して床との隙間を10mm程度設けました。
ねじを外して穴を一つずらした所に止め直し、バンドに新たに穴を開けます。
固定したら余分な部分をハサミでカットします。
調整後の状態です。これで地面に擦る事は無いでしょう。
メンテが終わってもう一度組み直してエントランスに飾りました。
組み直す時は分解と逆の手順で組立てて、マストがまっすぐ立っているかチェックしましょう。
これでマリンカップで思う存分に走れるはず?
第39回京商マリンカップin東山湖はただいまエントリー受付中です!
皆さんのエントリーをお待ちしてます!
では。
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