いよいよラリーコンバージョンの出荷月となり、諸々のプレッシャーが迫ってきました。
自分が決めた仕様で商品を出すこの緊張感、たまりません。でも、3年以上触り続けて各地で揉まれてきた車なので、みなさんが手にしてもきっと満足していただけると信じています。
RCラリー、もっと流行るといいですね!
RCカー開発担当の宮崎です。
今回は、ボーナスシーズンなので営業トークありです(笑)
とうことで、新たに車を用意しコンバージョンセットを組み込んだ状態で走ってきました。
デフもモーターもピニオンギヤもレディセット標準状態と同じです。
メカには『EPスターターパックプラス』を使用。
付属の送信機は上部パネルのボリュームを回すことで簡単に調整することができます。
デジタルプロポに比べ微調整は苦手ですが、最低限の調整は出来るので手軽さでは圧勝です。
調整項目へのアクセスは最速です。
一番使うステアリング陀角やブレーキの調整が簡単に行えるのは助かります。
そして一番スゴイのが受信機。
この受信機にはジャイロが搭載されていてボリュームを回すことで調整することができます。
通常ジャイロといえば、ステアリングだけですが、これはスロットル側も別に調整することが可能。
スピンしかけたときにステアリングのカウンター以外にアクセルを緩めてもくれます。
おかげで大きなクラッシュを回避することができます。
これもボリュームを回すことで調整できます。
もちろん機能をオフにすることも出来るのでとても便利なアイテムです。
レディセットをすでにお持ちの方は受信機単体での販売もしているのでお試しください。
テスト走行は、埼玉県のスカイホビーサーキットさんの『ぼこぼこCコース』。
『ぼこぼこ~』と言うだけあって路面は、ホントにボコボコです(笑)
おまけに硬い路面だったので、車のテストには最適です。
ダンパーオイルは#300、車高は17mm、タイヤはJETKOでスタート。
ジャイロはオフ。
コンバージョンのダンパーピストンは、Φ1.2の5ヶ穴なので少しオイルが柔らかいようです。
ロールするスピードが速すぎてトラクション抜けする箇所があります。
厳密にいうとデフがグリス仕様というのも影響していますが、一旦デフは無視します。
そこで#600に変更。
切替し箇所で怪しい動きをします。
本来なら前後で異なる硬さに落ち着くと思いますが、まずは前後同じ硬さでオススメできるところを探します。
中間の#450を試したところ、良いバランスになりました。
この辺を基準にスタートすると良いでしょう。
でも、走行する場所のグリップやレイアウトでかなり変わってくるので、アジャストは必要です。
気温が上がり路面が乾いてきたら、路面グリップが少し落ちてきました。
自分のペースも上がりコーナーでリヤの滑りが大きくなりました。
運転でなんとかなるレベルですが、文明の利器を使いましょう。
ジャイロの出番です。
まずはステアリング側を50%くらいに調整。スロットルはオフのまま。
車が落ち着きすぎて自分にはアンダーステア過ぎました。
でも、ものすごく安定しています。
色々試してみると時計の10時-4時くらいの位置が、曲がりと安定感のバランスが取れていました。
運転が超楽チンになりました。
特に初心者の方はセッティングを色々悩むより難しいことはジャイロに任せ運転する楽しさを先に知った方が良いかなと感じました。
まあ、メーカー側としてはオプションパーツを入れて車の性能を上げることをオススメするのが正解なのでひとつだけ・・・
フロントにユニバーサルスイングシャフトはあった方がいいでしょう。
ステアリングのナックルに付いているストッパーを外すことができ、陀角を確保することができます。
またクラッシュ時のドッグボーンの脱落もなくせます。
テストのときもユニバーサルスイングシャフトは使用しました。
FAZERは、丈夫でラリーでのハードな走行でも壊れにくいので興味があったらぜひ体験してみてください。
今回はイレギュラーの金曜ブログでしたが、次回はコンバージョン発売後の水曜の予定なので、デフ関連や裏技に関して紹介したいと思います。
最後に・・・
とても残念なお知らせがあります。
私のブログでよく取り上げていたアヤセレーシングに関することですが、主催者の坂本氏が先日、不慮の事故でお亡くなりになりました。
相模湖でのレースやいこいの村の走行会等でお世話になった方も多いと思うので、この場を借りてお知らせします。
ご冥福をお祈りいたします。
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