【ビギナー視点】レースまでに準備すること

皆さん、いかがお過しでしょうか?

開発担当の杉本です。

私は小さい頃からラジコンに触れてきましたが、周りと話していると、つい最近までレースへ参加したことがなかった比較的珍しい(?)タイプなようです(笑)。


今回は、これまでレースの参加経験が無い方へ向けて、レースまでにどんな準備をすればよいかについて、ビギナー目線でざっくりと話していきたいと思います。

スタッフや選手として会場で感じたことを京商カップを例に挙げて皆さんと共有できたらと思います。それでは、下記の通り項目別に紹介していきます。


レースまでに準備すること

#1 エントリー

#2 車両・スペアパーツ

#3 食事

#4 服装

#5 その他


#1 エントリー

まずは大会へのエントリーですね。京商カップに関しては、以下のサイトで受け付けています。


京商カップHP:https://www.kyosho.com/rc/ja/race/2023/kyosho_cup/index.html

リンク先の”2023 開催スケジュール”を見ると地区ごとにブロック分けされているので、ご希望の地区にエントリーできます。


※エントリー受付期間はブロックごとに異なるので、詳細はレギュレーションブックをご確認ください。


#2 車両/部品

参加クラスに応じてそれぞれ使用可能なパーツが決められています。少し面倒に感じますが最新のレギュレーションブックを読みながら、車両がレギュレーションに沿って組み立てられているかをご確認してください。

不明点等があれば、弊社のユーザー相談室へお問い合わせいただければと思います。最新のレギュレーションも"#1 エントリー"のリンク先からご確認頂けます。


次にスペアパーツの準備。

私の場合、サスアーム、ナックル、Fr/Rrハブ、サスシャフトなどの足回り部品に関してはすぐに交換できるように1台分用意しておきます。


走行の際に緊張することがあり、たとえ練習走行であっても普段より少し攻めて走ってしまいクラッシュしてしまうなど不測の事態が起こりやすいです。


私は練習走行でクラッシュしてしまい、スペアパーツがなかったためにその後の予選への出場が危ぶまれましたが、幸い上司がスペアパーツを持っていたので、その時は助かりました。


パーツを交換できないがためにレース続行不能になってしまうのは非常にもったいないので、事前にスペアパーツを準備しておくことは大切です。また、私の経験では普段気に留めない部品が紛失/破損することが意外と多く、それが原因で有利にレースを進められなかったということがあります。


以下、私の経験した内容です…


・ステアリングターンバックル&ロッドエンド

→走行中のクラッシュでターンバックルが曲がりまっすぐ走らない/クラッシュによりロッドエンドからターンバックルが抜け、それ以降抜け癖がついたため多少の衝撃でもすぐに抜けてしまいまっすぐ走らない。


・スプリングリテーナー

→走行中に後方からの接触によって、リアのスプリングリテーナーを紛失。リテーナーがないためダンパーとして機能しなく、常にシャシーが路面と接触してまともに操作できない。


・ドライブシャフト

→走行中のクラッシュでスイングシャフトが抜け落ち、紛失。デフギヤからタイヤに駆動が伝達されないため、加速・減速時にスピンしまともに操作できない。


・ボディピン

→走行中のクラッシュでボディピンを紛失。


・ハブピン

→タイヤ交換作業の際、六角ハブがずれた時にハブピンがアクスルから抜け落ちてしまい紛失。


レースでは何が起こるかわからないので、上記にリストアップした部品もスペアを持っておくと安心です。


また、タイヤについて。こちらも私の経験ですが、タイヤを十分に接着してあったにも関わらず、ハイサイドやクラッシュによってタイヤとホイールの境目(外側で発生することが多い)から接着が剥がれたことがありました。


ハイサイド等、タイヤ外側が路面に引っかかって車両が横転することがあった場合、車両回収後にタイヤの接着状態を確認しましょう。もし剥がれていたら瞬間接着剤を塗布しそれ以上剥がれないように対策することが大切です。


#3 食事

会場によっては当日お弁当の注文が可能なところもありますが、そうでない場合、基本的に昼食は各自持参となります。


京商カップでは昼休憩はあるものの、複数のクラスにエントリーしている場合、次の走行に向けた車両準備に意外と時間がかかります。


また、ピットテーブルはすでに車両や工具で埋まっている場合が多く、ピットでお弁当を広げてゆっくり食事をとることは少し難しいかもしれません。私の場合、当日複数のクラスにエントリーして整備の時間に余裕がなさそうな場合は、おにぎりなどさっと開けてさっと食べられるようなものを持参することが多いです。


#4 服装

レース中、車両が横転した時にそれを起こす役割(コースマーシャル)があります。コースマーシャル担当中はコース内を移動するので動きやすい靴や服装が必要です。


また、朝方や夕方の走行となると横からの日差しもあるため、サングラスや帽子等を用いて日差し対策をしておくこともお勧めします。私はよくサングラスをかけることが多いです😎


#5 その他

京商カップの場合、受付開始が朝7時-8時の間で設定されることが多く当日は早朝からレース会場まで移動するので、レース前日は十分な睡眠をとって万全の体調で当日を迎えましょう。

基本的に当日はほぼ一日中屋外にいます。一日屋外にいても大丈夫なように事前の体調管理と水分などを持参し当日の体調管理に努めてくださいね。


以上がレース当日までに準備するものでした。今までレースに参加されたことが無い方は、この機会に思い切って参加してみてはいかがでしょうか。個人的には一人で走らせるラジコンも楽しいですが、レースで大勢の方と競って走らせるのもまた違った楽しさがあると感じています。


それでは、本日は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

KYOSHO RC BLOG

京商株式会社RCオフィシャルブログです。これまで皆様に閲覧いただいておりました「R/C CAR BLOG」、「SEA & SKY BLOG」、「MINI-Z開発室ブログ」の3つのブログを統合しました。引き続き、製品情報や開発情報、イベント情報などをお届けして参りますので、どうぞ暖かい目でよろしくお願いします。

0コメント

  • 1000 / 1000