京商マリンカップのお話

皆さん、いかがお過しでしょうか?

開発担当の杉本です。


本日は先月9/17に行われた”第41回 京商マリンカップ”のお話です。


私は水物ラジコンには触れたことがなかったので、今回のマリンカップが人生初の走航となりました。今まで陸物ラジコンをメインでやってきた視点で、マリンカップに参加して気づいたことやレースの流れを書いていきますね。


まずはレースのクラス分けから。


京商マリンカップではボートとヨットの2つクラスがあります。今回私が参加したのはボートのクラスですので、今回はそちらに沿って話をします。


ボートのクラス分けに関しては、船体やバッテリー、モーターの種類によって3つクラスEP-ST(ストック)、EP-OP(オープン)、EMが設定されています。クラスが進むにつれて、走航スピードが上がります。私が使用したのはジェットストリーム600という船体で、EP-STクラスに参戦しました。

受付で船検を済ませ、レースの準備に取り掛かります。


ここで車のレースではあまり見慣れないものが出てきます。それがカラープレート。

(下の写真では保護シートが付いたままになっています)


受付後、運営テント周辺でレースの組み合わせが発表されますので、このタイミングでどのカラープレートを使うか確認します。

確認後、該当色のカラープレートを船体の左側に取り付けます。カラープレートが船体から取れないように確実に取り付けてくださいね。私は両面テープをふんだんに使い、船体へ固定しました。他の選手の方を見ているとL字のアルミ製固定具を自作され、それを介してビスで固定されている方もいらっしゃいました。普通の樹脂板ですが、レースでは大事な役割を担っています。


レース中に各ボートの順位を目視で把握するために必要で、途中で脱落したら失格となってしまいます。私も運営スタッフとして計測しているときは、各船体の順位を色で周囲のスタッフと共有し、間違いがないよう注意していました。


カラープレートの入手方法に関して、マリンカップ当日に運営スタッフにお声がけいただければご購入できます。(6色1セット、800円)


カラープレートを準備し、バッテリーが充電されていることを確認したら船体部品を戻して出走を待ちます。

自分の出航順番が来たら、ボートを水面に置きスタートライン付近で待機します。運営からスタートシグナル再生の合図がありますので、シグナルに注意して最後の「ポーン」という合図が鳴った後にスタートラインを通過します。


「ポーン」の前にスタートラインを通過するとペナルティが課されますので、しっかりと鳴りやんでから通過できるよう船体を操作することが必要です。スタートラインの直前で待機していると、陸上とは異なり、風や波の影響で押し流され、ラインを越えてしまうことがあります。多くの方はラインよりかなり手前で待機し、シグナルに合わせてラインへ向かって加速していき、鳴りやんだタイミングでラインを通過するように出走されていました。


レース中は他の選手の方と衝突しないように走航すること、水上に浮かぶブイを指定の方向から通過することに注意しながら順位を争います。ブイを決められた通りに通過しないと、これもまたペナルティとなってしまいます。


レースはコースを5周したら完走となります。途中、転覆しても自力で起き上がることができればレースを続行できますが、できない場合は全艇完走後にスタッフがミニボートで回収に向かいます。

この日は合計4ヒートのレースがあり、その合計点で順位を競いました。

普段陸物ラジコンに触れている立場からすると、水物では新たな気づきが多く非常に良い経験となりました。


余談ですが、他クラスのEP-OPやEMはレースの速度域が全く違います。集中していないとどこを走航しているのか目で追えないレベルで速く驚きました。水をかき分けるスクリュー音も大きく、見ているだけでもかなりの迫力がありますよ。


先に触れたように、京商マリンカップにはもう一つヨットのクラスもあります。まぁヨットは操縦が難しいこと!(私だけがそう感じるかもしれませんが笑)ヨットを操縦されていた選手の皆さん、そのスキルに尊敬します…

ただ、これだけ操作が難しいものを完璧に操縦できるようになった時の感動はどのラジコンよりも大きいのではないかと思いました。もしヨットを操縦する機会があれば、ブログ担当回でご紹介しますね。

まだ水物ラジコンに触れたことが無い方、一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか。


それでは、本日は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

KYOSHO RC BLOG

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