皆さんこんにちは。京商SS開発担当の浜崎です。
今回のブログは11月1,2日に愛知県碧南市にある青少年水上スポーツセンターで行われた2025JMPBA全日本選手権の様子をレポートします。
今回は公式練習日の10月31日に走行が出来なさそうとの情報が入ったのでその前日に埼玉県の通称「どんぐり池」で練習走行をして本戦に臨みました。場所を貸していただいた櫻井さん、有難うございました。
練習では最初にヒートレースの船体2艇を調整。エンジンを組み替えたAMクラスの船体を仕上げ、まずまずの状態。次にESCをアップデートしたEM艇を走行。ESCの調子も良く中々の状態。最後に周回レースに出るME艇を仕上げました。周回レースでは前回の大会記録を上回る新記録を狙います。
練習用バッテリーで速度93km/h、タイム22秒5と大会記録に迫るタイムが出たので少し早めに終了してAM艇のエンジンを完バラ整備して帰宅。翌日は移動だけなのですが東名高速の集中工事にハマりたくないので少し早めに出発。
会場は12時から入場可能との事で、途中何回か休憩を取りながら会場近くで昼食を済ませて現地入り。新しい桟橋やピットエリアを確認しているうちに雨がパラパラ・・・。この天気ではテントの設営も無理と言う事で、この日は走らせずに早めにホテルに向かいました。
そして11月1日、周回レース当日!早朝にホテルを出発して5時半過ぎに会場入り。まだ真っ暗です。
だんだん明るくなってきた所で機材を搬入してピット設営、受付と船検を済ませて開会式。この頃にはすっかり明るくなっています。
走行順はクラスごとにあみだくじで決まります。私が出場するMEクラスは6番目。最後から2番目です。午後から強風の予報なので早く走りたいところですが、仕方ないですね。あみだ引いたのは自分なので・・・。
出番が来るまでバッテリーをウォーマーで保温します。これが結構大事。
レースがスタートし、すでに波が経ち始めている水面に選手の皆さん苦戦していて完走率がここ数年で最悪。そしていよいよ出番!MEクラストップバッターなのでこのタイムが基準になる・・・はずが自分の引き波でジャンプしてしまい1回転して着水!何とか走行を続けてタイムは33秒台・・・。
この後の強風を考えるとこの1ラウンド目でタイムを出しておきたかった~。この時点で暫定3位。
2ラウンド目は予報通りの強風。波が高くなってしまったので予備艇として船検を受けていたヒートレース艇を準備してタイムアタック!ヒート艇は安定感があるのですが速度がそんなに速くなく、練習では全開アタックでも25秒台でしたが、今の状況ではそれで充分。スタートして安定感ある走りで1周クリア、2周目で2ブイに当たるもわずかなロスで通過。しかし4ブイへの進入で波と向かい風の影響で少し乱れてややタイムロス。結果26秒48というタイムでした。この時点では暫定1位ですが、全く安心できないタイムです。
昼休みを挟んで3ラウンド目、何となく水面が落ち着いてきた感があり、周回艇とヒート艇どちらもすぐ出られる様に準備しました。出番が近付いて水面が少し荒れてきたので3ラウンド目もヒート艇をチョイス。ミスを無くしてタイムを縮める作戦です。
そしてスタート!さっきよりも速度が乗っている良い感じで1周目に突入!左の3ブイまではクリア。バックストレートから4ブイへの進入!いい感じ・・と思ったら突然左にロールしながらジャンプ!そのまま10mほど飛んで着水。引き波に引っ掛かった様で再走行は出来た物のタイム的には大幅なロス。結局2ラウンド目がベストと言う結果で他の選手の結果待ちとなりました。
一瞬の出来事でこんな感じに飛んでしまいました・・。動画からの切り抜きなので画質はイマイチです。次に走るのは前大会2位の安達選手!水面が先ほどよりも良い状態に落ち着きかなりハイペースで周回を重ねます。感覚的には25秒前半が出るのでは?と思っていた4周目の最終コーナーでブイにヒットしてまさかの沈!!
と言う事で何とか26秒48で優勝する事ができました!
そして、もう一人京商FMR21V SⅢでMAクラス(21エンジンクラス)に初参加した箕輪選手が見事な走りで優勝し、京商FMR21Vが400m周回レース全日本選手権2クラス制覇となりました!箕輪選手おめでとうございます!そして、私としてはMEクラス3連覇を達成する事が出来ました!応援していただいた皆さん、そして大会運営本部の皆さん有難うございました。
今回は長くなってしまったので翌日に行なわれたヒートレース全日本選手権の様子は次回レポートします。
では。
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