皆さん、こんにちは!
京商SS開発担当の浜崎です。
毎週金曜日は飛行機、ボート、ドローンレーサー関係の話題をお届けします。
今シーズンの京商RCパワーボートレースの開幕戦『KYOSHO パワーボートグランプリ ROUND1 in 松戸』のエントリー受付を5月25日から開始しました!
さっそくエントリーしていただいている選手の方々、ありがとうございます!!
4月14日のブログでボートレースについて説明させていただきました。
今回は、もう少し詳しくレースの各クラスのレギュレーションについてご説明します。
RCボートを持っているというアナタ! このブログを読んで、適合するクラスにぜひエントリーしてください!!
さっそくですが、このレースには電動ボート3クラスとエンジンボート3クラスの合計6クラスがあります。それぞれのクラスについて説明しましょう。
まず、電動クラスすべてに共通している内容ですが、
●使用できるバッテリーはJRM会員メーカー製のパック状態の7.2VサブCサイズのニッケル水素バッテリーを2本まで使用可能です。コネクターは変更可です。※ただし、EP-STクラスではキット標準がバッテリー1本の物は1本のみ使用可能。
●使用できるモーター、送受信機、ESCはJRM会員メーカー製のみ。
となっています。
以下は各クラスごとのレギュレーションです。
1:EP-ST(ストック)クラス
このクラスはボートレースの登竜門ともいえる、もっとも気軽にエントリーできる入門クラスです。
使用する船体は京商、またはABCホビーが販売するABS樹脂製のプラスチック船体です。入門クラスなので、高価なFRPやカーボン、ベニヤ製の船体は使用できません。
※ FRP、カーボン以外のプラスチック船体はほとんどABS樹脂製です。
船体のサイズについては制限がありませんが、使えるのは船底がV型の物に限ります。
スケール感を出すコクピット(キャビン)は必着です。
そして、船体の改造には制限があります。
まず、船体自体を切ったり削ったり補強したりという改造はできません。
装備できるのはプロペラ(スクリュー)、姿勢調整用のフラップ、旋回性能を上げるターンフィンなどのうち、純正オプションパーツとして販売されている物だけです。
モーターはブラシドモーターというタイプのモーターのみ使えますが、ブラシレスモーターは使えません。モーターの巻線にも規定があり、キット標準装備の物か23ターンの物が2個まで搭載できます。
※キット標準でモーターを2個搭載している船体のみ2個まで使用可能です。
これは、速度差が大きくならないようにするためです。
水冷関係の改造とESCの変更は認められます。これは、レース中にオーバーヒートして止まってしまうのを防ぐためです。
このクラスで速い船体だと、およそ35km/h程度の速度が出ます。
2:EP-TN(トンネル)クラス
このクラスは上級者向けのクラスです。先ほど説明したEP-STクラスよりもかなり速いボートが出てきます。
“トンネル”という意味は、船底が双胴になっていて前から見るとトンネルのような形状をしていることからこう呼ばれています。この形状の効果で最高速度が飛躍的に伸びるので、迫力があります。しかし、安定性はイマイチで風や波には弱いという難しさがあり、直線番長的な船体が多く見られます。
使用できる船体は京商、またはABCホビーが販売するV型以外の船体でFRPやカーボンの船体も使用できます。船体の改造は自由ですが、キャビンは必着です。
モーターは550サイズ以下のブラシドモーターを2個、または水冷ジャケットを除いた外径が41mm以下のブラシレスモーターを1個です。
このクラスだとブラシレスモーターのパワーで60km/h近い速度が出ます。
3:EP-OP(オープン)クラス
このクラスも上級者向けのクラスで、EP-TNクラスの次に速いボートが出てきます。
使用する船体は京商、またはABCホビーが販売する船底がV型の物なら使用可能です。
船体は改造可です。モーターは550クラスのブラシドモーターを2個、または水冷ジャケットを除いた外径が37mm以下のブラシレスモーターを1個です。
このクラスだと50km/h以上の速度が出せます。EP-TNクラスより最高速度はやや遅いですが、安定性が高く、船体によっては転覆復帰機構を備えている物もあり完走率は高いです。
ここから先はエンジンボートクラスです。
FMRクラス以外のエンジンボートの共通事項は、
●使用できる船体は京商、またはABCホビー製のモノプレーンのみ。
※モノプレーンというのはV型の船底で船首から船尾までの船底の滑走面が段差なくつながっている物です。横から船底を見て段差があるものは使えません。
●使用できる送受信機、エンジンはJRM会員メーカー製のみ。
●使用できる燃料はJRM会員メーカーが販売するニトロ含有量30%以下の物のみ。
となっています。
以下は各クラスごとのレギュレーションです。
4:GP-18クラス
このクラスは扱いやすい18クラスのエンジンボートのクラスです。
※ 18クラスエンジンとは、排気量が0.18立方インチ(3.0cc)のエンジンです。
船体はABS樹脂、FRP、カーボンなど使用可能で改造もできます。
(写真はちょっと古い船体ですが……。)
今年から駆動方式の変更が可能になり、ギヤダウンなどの使用も可能になりました。
それと、エンジンについてのレギュレーションも今年から変更になりました。
18クラス以下のリコイルスターターなしの後方排気エンジンも使用できるようになり、エンジンの選択肢が増えました。特に、カー用の空冷エンジンも使えるように、空冷エンジン搭載時にはキャビンなしでもOKとしています。
※キット標準でキャビンがない船体はキャビン不要です。
その他に消音効果のあるマフラーが必着です。もちろん、チューンドサイレンサーも使用できます。
5:GP-28クラス
このクラスは18クラスよりひとまわり大きい船体を使ったクラスです。
28クラスだとエンジン排気量は4.67ccです。
船体は18クラス同様で改造可能です。(これもちょっと古い船体の写真です。)
駆動方式も変更可能で、28以下のリコイルスターターなしの後方排気エンジンも使用可能です。
ただし、21クラス(3.5cc)のエンジンは使えません。
キャビン、マフラーについても18クラスと同じ内容です。
6:FMRクラス
このクラスはFMR21Vシリーズのワンメイクレースで、京商パワーボートグランプリの中でもっとも速いクラスです。
船体の種類がFMRシリーズであることとエンジン排気量が21クラスのみであること、消音効果のあるマフラー必着という項目以外は無制限です。
船体の改造は可能ですが、船底形状が先述のモノプレーンのみとなっていますので、形状を変更することはできません。
使用する燃料も無制限なので、レーシングボート用の市販の燃料の中でもっともニトロ含有量が高い65%ニトロという過激な燃料も使えます。
エンジンも21クラスであれば日本製、イタリア製、アメリカ製どれでも使えます。
このクラスはローカルレースだけではなく、全日本選手権経験者もエントリーするなど見ごたえのあるクラスです。
まぁ、全日本選手権経験者でも転覆などのアクシデントに見舞われることがあるので、必ずしも勝つとは限らないところが逆に見どころかも……。
京商パワーボートグランプリでは、上述6クラスによるレースが行なわれます。
開催場所やエントリー方法などは京商HPのレースページをご覧ください。
よかったら、そのまま参加申し込みをしていただけると嬉しいです。
昨年からエントリー代が1000円も安くなりましたので、ぜひ奮ってご参加ください!
さらに、お得な情報として事前エントリーは当日エントリーよりも500円割引の1500円になっています。
そして、なんと初めて参加される方は初回割として1クラスあたり500円のキャッシュバックを行ないます。2クラスエントリーすれば1000円もバックが!
すでに何回か出場されている方にも新人紹介割というキャンペーンがあり、初参加の友人を紹介してエントリーすると新人1人あたり500円、最大1500円までのキャッシュバックがあります!!
これらのキャンペーンをうまく使って、いろいろなクラスに参戦してみてはいかがでしょうか。
では。
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