皆さん、こんにちは。
ミニッツ開発担当の岩崎です。毎週月曜日はミニッツに関する話題をお届けしています。
本日は、予告通りに“裏”ウレタンのお話をしたいと思います。
ちなみに、このウレタンとは京商が開催するミニッツのレース『ミニッツカップ』で使われているコース路面のことで、これまでは目が粗い面を使っていたのですが、6月開催の開幕戦では裏のスムーズな面を使用することで決定しています。
全国各地のサーキットでは、既にコースを裏返して引いているところも多いかと思います。
コースが近くになくて、裏路面で練習ができないとお嘆きの方にお知らせいたします。私もあるショップさんの裏ウレタンにて走行する機会がありました。走り始める前にはどれだけ変わるのだろう? とある意味、大きな期待をしていたのですが、走らせてみると意外にもそれほど大きく変わりません。むしろ、走りやすいぐらいです。
具体的には、フロントが引っかかりにくいので、以前よりもスムーズなコーナリングが可能になっているかと思います。で、冒頭の写真にいくのですが、これまでの路面だと写真右の車体のように極端に薄いフロントタイヤが走りやすかったかと思います。しかし、左の車体のタイヤを見てください! “ほぼ新品”のラジアルタイヤです。裏ウレタンは、このタイヤでもかなり普通に走れます。もちろん、この径がベストとは言いませんが、フロントタイヤに寛容な路面といえます。これはウレタン路面特有の難しさが緩和され、ビギナーの方にも優しくなったと思います。
そして、セッティングで悩まれている方に朗報です。
久しぶりにセッティングシートを作ってみました。以前のものを少し変更し、現在の環境に合わせ込んだものにしています。基本的にビギナー向けに作っていますので、細かいところは割愛してありますが、基本的なところは押さえてあります。
ワイドMMとJSCC仕様の2種類をご紹介します。
ワイドMMのほうは、チェコ・プラハで開催されたミニッツマスターズの時にプロダクションクラスという改造制限の非常に狭いカテゴリーに参戦した時のセッティングです。タイヤ・ベアリング以外はフロントのスプリングとTバーしか交換できませんが、ミニッツのシャシーはここがすべての基本になります。いろいろとパーツを装着して走りにくくなっている方は、ここから初めてみてはいかがでしょうか?
JSCC仕様のほうは、私がテストに使っている車体のセッティングになります。
今回、裏ウレタンで走らせたもので、フロントタイヤの径の大きさにご注目ください。こんなに大きくても走れますよ! というセッティングです。下の写真の左のクルマです。
今回、久しぶりにセッティングシートを公開しましたが、あくまでも目安です。セッティングは走る人の数だけ存在します。結果的に人と同じセッティングになることはありますが、そこにいき着くまでに試したことが、その人のセッティングの引き出しになります。スプリングひとつとっても、すべて試した人とそうでない人ではそれだけ対応能力に差が出ます。
難しいことを書いてしまいましたが、なんにせよ、せっかくご購入いただいたパーツは全部試してみましょう! 気に入らなければ戻せばいいだけですし……セッティングを楽しめるようになれば、あなたのミニッツライフはより幅広いものになりますよ!
0コメント