機体のメンテナンス(モーター交換 後編)

皆さん、こんにちは~! 

京商DRONE RACER開発担当の伊藤です。

毎週金曜日は、Sea&Skyアイテムの話題をお届けしま~す。

さて、今回は前回の続きでモーター交換の後編をお伝えしたいと思います。

前編を知らない方は、ぜひ下記URLからご確認ください。

https://kyosho.amebaownd.com/posts/4712022



それでは、前回の続きから話を進めたいと思います。

まずは、前後のアームを分解します。


下記の写真はフロントアームを分解した後の状態です。

ドローンレーサーのモーターには回転方向がありますので、あとで組み換えを間違えないようスマホで写真を撮っておきました。リヤもフロントと同じですので、1枚写真を撮れば大丈夫。

取扱説明書のP31にも交換時の各モーター搭載位置を記載していますので、どちらか好きなほうでやってみてください。

真上から見るか、真下から見るかでモーター搭載位置が混乱するので、気をつけてくださいね~。


次に、LEDライトの基板を外し、

モーターの配線を引っ張って、配線を溝から外し、モーター缶を持ってモーターを外します。

外し終えると……こんな感じ。

この時に汚れとかあれば、きれいにお掃除してあげましょう。


さて、次はモーターをアームに組み込みます。

この時、注意することがあります。スパーギヤに傷が付かないよう、モーターのピニオンギヤをていねいに入れることです。

挿入時、ピニオンギヤあるいはスパーギヤに傷が付くと回転時に抵抗が生まれ、「ゴギゴギ」とか「ギャー」という異音が発生します。気をつけましょう!


それと、モーター挿入後に手でプロペラを回した時にスムーズに回転するかがキーポイントです!


手でプロペラを回した時に抵抗を感じた場合は、ピニオンギヤとスパーギヤのバックラッシュ(隙間)がきついことを意味します。こういった現象が出る時は浮力の減少も起きますので、下記の方法で改善しましょう!


1つ目は、モーター缶を180度回すことです。すべての製品にいえることですが、モーターの軸がど真ん中にあることはありません。1/100mm、あるいは1/10mmはズレることがあるので、それを利用してバックラッシュをつくります。


2つ目は、8.5mmモーター用のモーターケースを使用している場合はモーターケース、あるいはモーターを180度回してバックラッシュ調整をしてください。


上記をふまえてモーターを交換しますが、モーター付け根の配線がアームに潰されないようにすることも大事ですので気をつけましょう!

配線の付け根が縦に並ぶようにするのが大事です。


さて、次は溝に配線を入れていきます。とても細いので、爪を使って入れていきましょう。

そして、LEDライトを入れ、アームのカバーを閉じます。

この時に注意してほしいのが、モーターやLEDの配線をアームのカバーで挟まないことです。

間違って挟むと、断線したりしますので気をつけましょう!


さて、カバーを閉じたらリヤアームも同じように組んでいきます。

フロントとリヤのアームをメインフレームにドッキングし、アームホルダーで固定したら再び取扱説明書P31を見ながらモーターとLEDライトの配線をフライトコントローラーのコネクターに接続します。


アッパーカバーとメインフレームの間に配線を挟まないように、慎重にカバーを閉じたらモーター交換完了です!

最後は駆け足となりましたが、モーターの交換作業はこのような感じで行います。

モーターを交換する際は、ぜひ参考にしてみてください。


本日のブログはDRONE RACER開発担当の伊藤でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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京商株式会社RCオフィシャルブログです。これまで皆様に閲覧いただいておりました「R/C CAR BLOG」、「SEA & SKY BLOG」、「MINI-Z開発室ブログ」の3つのブログを統合しました。引き続き、製品情報や開発情報、イベント情報などをお届けして参りますので、どうぞ暖かい目でよろしくお願いします。

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